時は確実に過ぎて
「美和子、今夜空いてる?」
締め切り間近のプレスリリースを纏めていたら、背後から懐かしい声がした。
「百合さん!なんだか、久しぶりですね」
同じPRチームだった百合さんは、この年の春、商品開発部に異動になった。
社交的で男女問わずすぐに打ち解けられる彼女に、P......
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「美和子、今夜空いてる?」
締め切り間近のプレスリリースを纏めていたら、背後から懐かしい声がした。
「百合さん!なんだか、久しぶりですね」
同じPRチームだった百合さんは、この年の春、商品開発部に異動になった。
社交的で男女問わずすぐに打ち解けられる彼女に、P......
今、東京の男女が密かに抱えている悩みがある。
恋人や夫婦間での、肉体関係の喪失だ。
ある統計では、今や世帯年収1,000万円を超える夫婦においては、過半数以上が当てはまるという。
この傾向は、未婚の男女においても例外ではない。
−結婚するならこの人。
美和子(32歳)には、そう信じ付き合ってきた最愛の彼・健太(32歳)がいる。相思相愛、いつも仲の良いふたりは周りも羨むお似合いカップル。
しかし美和子は、誰にも言えぬ悩みを抱えていた。
この記事へのコメント
現夫とは、お互い子ナシの再婚。
現夫も元妻と10年以上レスだったそうです。
現夫とは、子どもが生まれてからも変わらず関係があります。
私は女性ですが、夫婦関係はコミニュケーションの1つだと思っています。
レスだった元夫とは、様々な局面で話し合いになると逃げる…
都合が悪くなると黙る…
自分としては、楽しい事も辛いことも2人で乗り越えていく夫婦関係でありたかったけれど、
辛い事...続きを見る、都合の悪い事からすぐに逃げる元夫とはとにかく噛み合わず、日々ストレスでした。
独身市場に戻った時は辛かったけれど、
再婚し、子どもを授かり、夫とも良好な関係を築いていける今から振り返ると、
イバラの道に見えた離婚という一歩を踏み出して良かったと思ってます。
百合先輩のセリフと全く同じことを言ったことあるので…
百合先輩と同じ年齢、同じく6周年を迎えたばかり、ほぼ同じ状況ですが…まだ一歩踏み出せず離婚はしていません。
一度決めたからにはそんな簡単に離婚すべきではないとわかってはいますし、レス以外で不満はないので決断できませんが、一度きりの人生これで後悔しないかな?とも思っています。。