2017.09.14
二世を狙え! Vol.9幼い頃から、常に世間の注目を集める二世たち。
一見、親の潤沢な資金力を味方につけ、悠々自適に暮らしているようにも見える。
しかし「生まれた時から勝ち組」と言われる一方で、「親の七光り」「二代目は会社を潰す」とも言われている。
そんな彼らの成功は、実力なのか?それとも...
「二世を狙え!」一挙に全話おさらい!
第1話:二世を狙え!:「20代でバーキンを持つ女には近付かない」身元を隠し嫁を探す男
そんな彼の現在の居住地は、二子玉川だ。
それを聞いた時、率直に言うと意外だった。
彼の雰囲気や育ってきたバックボーンを知っていれば、港区界隈に住んでいるものだと、勝手に想像していたからだ。
以前は、都内屈指の高級住宅街、東品川の池田山にある実家で、のんびり実家暮らしを謳歌していた幸一郎。
(ちなみにGoogle Mapの航空写真で幸一郎の実家を見ると、その大きさは一目瞭然である。)
しかし2年前、27歳の時にまるで修行の如く、二子玉川へ引っ越した。
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第2話:二世を狙え!:親の格差は子の格差。慶應幼稚舎出身でも、実家の資産総額で生じる隔たり
「お金に困った記憶は、ありません。」
そう豪語する航平が異変に気がつき始めたのは、大学に入った時、言うならば就職活動の時だった。
以前から遊んでいたグループの仲間たちは、一向に就職活動を始める気配がない。むしろ、その時期に皆でハワイ旅行に行く計画などを立てていた。
「航平も行かない?と誘われた時に気がつきました。僕の親には、そこまで力がないことに。」
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第3話:二世を狙え!:就職活動は、TV局のお偉いさんとの会食。ゆるゆる縁故採用の実態
「幼少期は、父の仕事の都合でアメリカに住んでいました。小学校に上がると同時に帰国したのですが、一応、今でも英語は話せます。」
苦労せずに英語力も手に入れ、目黒にある実家で何の不便もなく生きてきた。
(大学生になり、外部生と触れ合うまで、自宅にお手洗いが一箇所しかない家に足を踏み入れたことはなかったそうだ...)
ある意味浮世離れしている雅也だが、彼の就職活動の実態を知り、唖然とした。
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第4話:二世を狙え!:永遠に越えられない、有名すぎる父。豊かさと引き換えに受け入れた葛藤
大知は渇望するようになった。有名人でない親を持つ友人たちが羨ましかった。
何も期待されず、自分のことを特別視しない環境でのびのびと生活を送れる同級生たちを、羨んで生きてきた。
野球をやめたいと言った時の親の絶望した顔を、今でも大知は忘れられないそうだ。
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第5話:二世を狙え!:資産があるゆえ。幼い頃から見てきた女性の本性に、未だに癒えぬ傷
悠一郎の父親は、有名な鉄鋼関連会社の代表取締役である。
元々関西出身の悠一郎の実家は、兵庫県芦屋市にあり、家はまさに“白亜の大豪邸”。
家の中には温泉かと疑うくらいの大きな風呂に父親の趣味で作った盆栽部屋、そして茶室に囲炉裏部屋まである(こちらは、冬に鍋をするためだけに作られたそうだ...)。
関西で有名な私学の一貫校に幼稚園から通い、その幼稚園組の絆は東京で言うところの慶応幼稚舎に匹敵すると言えば分かりやすいだろう。
東京に出てきた今でも遊ぶのはその仲間のみで、“他の人とは話が合わない”と言い切る。
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第6話:二世を狙え!:ほかの二世とは一緒にしないで。どんな女性に言い寄られても心動かない男
しかし、この離婚が亮太にとっての人生の転機だったと言う。
「離婚を機に、母親が起業したんです。今でこそ働く母親は歓迎されますが、当時我々の親世代で起業している人なんて、ごく僅かでした。」
現在の亮太は母親の会社の役員に名を連ね、会社の成長に大きく貢献している。
年収は、28歳にして約1,800万。
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第7話:二世を狙え!:彼女に毎月50万以上使うのも当たり前。そんな生活が泡となって消えた、二世の苦悩
お小遣いの限度額は、なかったそうだ。
そして帰国後はそのまま父親の会社に入り、入社直後から役員報酬を貰い始める。
「苦労も知らず突然社会人になり、社会人になっても良いポジションが用意されていて。自分は永遠に恵まれていると、信じて疑いませんでした。」
そんな矢先、鉄平が26歳になった時、父親から呼び出される。
「会社がなくなるから、と。」
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第8話:二世を狙え!:愛する女性も手放さねばならぬ。有名政治家を父に持つ二世の、知られざる苦悩
貴弘は、有名な政治家を父に持つ。とは言っても貴弘自身は全く政治に興味がなく、自分の好きな道で生きている。
親譲りの恵まれた体格に、田園調布にある、まるで城のように広い実家。そしてどこへ行っても“先生”と崇められる父親の権力を子どもの頃から目の当たりにしてきた 。
そんな彼は最近、日本が誇る大企業の愛娘との婚約が決まった。
全てを手にし、何不自由なく暮らしているように見える貴弘。しかし彼の心中は、複雑だった。
「本当は学生時代から付き合っていた彼女と、結婚したかった。」
第8話の続きはこちら
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