第7話:結局一番使えるのは9cmピンヒールより太ヒール。結婚とは妥協の産物か?
「マナミちゃん、本当に良いの?」
二軒目のバーに行った後、赤坂にある裕太の家まで一緒にタクシーに乗り込んだ。何だか少し気まずい雰囲気が流れつつ、結局裕太の家に行った。
しかしここからが問題だった。
第7話の続きはこちら
第8話:二歩下がれる女が勝てる?アラサー・エビージョは男の一言に歓喜し、信じ、そして傷つく
「あれ?マナミちゃん、裕太さんから何も聞いてない?なんかね、私のこと凄く気に入ってくれたみたいで...まだ直接好きとは言われてないんだけど、付き合っても良いかなーって思ってるんだ。」
どんどん早希の声が遠ざかっていく。目黒女子・早希が怖いのか、裕太が女好きの最低な奴なのか...目の前が真っ暗になる。今、自分が置かれている状況が飲め込めない。
第8話の続きはこちら
第9話:無駄な出会いはもう結構!! エビージョ、27歳の市場価値と30歳のタイムリミット
「もう28歳でしょ?売れるのはあと2年弱。そしてそういう女に限って売れ残るから注意した方がいいよ(笑)」
もう少し、声のボリュームを落とすことはできないのだろうか...高笑いする楓の声を聞きながら、急に不安に襲われた。
あと2年もあるが、あと2年しかない。なんとしてでも30歳までに結婚したい。売れ残り、と後ろ指を指されるのだけは絶対に避けたいが、果たして本当に結婚できるのだろうか...
第9話の続きはこちら
第10話:運転手付きの経営者に目が眩む、エビージョ、28歳の冬
「俊明さんって、毎日こんな所でお食事しているんですか?」
「流石に毎日ではないけど、でも接待とか多いから頻度はかなり高いかもね。」
あぁ、この人と一緒になれたら、こんなお店にも日常的に通えるようになる。何て素晴らしい生活なんだろう。お酒が進むと共に、期待値はどんどん膨らんで行った。
第10話の続きはこちら
第11話:結婚は本当に永遠の就職先なのか?遂に本物のルブタンを手に入れたエビージョの行く末
顔も嫌いだし、よく話す性格も嫌いだ。でも、彼の持っているステータスは大好きだ。ここは自分の幸せな将来のために飛び込むしかないだろう。
「そうだね、そろそろ頑張るのにも疲れたしなぁ...」
良い暮らしと楽な生活。俊明と付き合えば家賃を払う必要もなく、そして買いたい物を我慢する必要もなくなる。ようやく、自分の価値に見合う人の出会えたのだ。 何より、心の中で“これで楓に勝てる”と思った。
第11話の続きはこちら
第12話:80万円の時計vs450万円の時計。エビージョ的に男の価値は時計の価格と比例する
LINEの既読マークをつけないように最善の注意を払いながら、トップ画面をタップして裕太の文章を何度も読み返す。返信すべきかしないべきか...恋愛マニュアル本には“返信しない方が男は燃える”と書いてあった。
—裕太では、楓に勝てないのに。—
それは分かっている。そして恋愛マニュアルを無視しても、つい返信をしてしまう自分がいた。
第12話の続きはこちら
東京カレンダーが運営するレストラン予約サービス「グルカレ」でワンランク上の食体験を。
今、日本橋には話題のレストランの続々出店中。デートにおすすめのレストランはこちら!
日本橋デートにおすすめのレストラン
この記事へのコメント
コメントはまだありません。