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  • 恵比寿で芽生えた突然の出会い。仕事は順調、恋は休業中のアラサー女子が相手を射止めた秘策とは?


    東カレ読者・絵美のNIGHT事情とは?


    恵比寿ガーデンプレイスの前を急ぎ足で歩く絵美(29歳)。PR会社で働く彼女は、仕事を終えてある場所へ向かっていた。いつもは深夜まで残業している事も多いが、今日は予定通り19時半に会社を出たのだ。

    毎朝9時半に出社し、帰るのはいつも22時以降。もっと遅くなることもザラで、平日に女子会なんてなかなかできない。

    だが仕事が大好きな絵美は、そんなことは気にせず毎日遅くまで仕事に没頭している。多くの人と関わり、自分が携わった商品やイベントがメディアで大々的に報道された時は、言葉にできない嬉しさがあるからだ。

    “なりたい自分”に近づくため、自分ルールも決めている。毎週1冊本を読む、口角をキュッと上げる、丁寧な言葉を使う、友人との食事にはお金を惜しまない……そんな些細なことを、きちんと毎日続けている。

    レセプションや記者発表会など華やかな場に出ることも多く、そういう場でこそ、日々の小さな積み重ねが見え隠れすると信じているのだ。

    だが、「いつもキレイでいたい」という気持ちはあるのに、最近は忙しさのせいで理想と現実のギャップを感じる事も多い。


    年末が迫ってきた今、忙しさはピークを迎えていた。仕事の幅が広がるのは嬉しいが、それに伴って仕事の量が増え、恋愛模様は低迷している。

    そうして仕事に追われる毎日だが、今夜は東京カレンダーWEBが主催する「東カレNIGHT 恵比寿編」に参加するため、夜の恵比寿を急ぎ足で歩いているのだ。

    それは友人との会話がきっかけだった。絵美が「仕事が忙しすぎて出会いがない」と嘆いていたら言われてしまったのだ。

    「じゃあ世の中は暇な人しか結婚できないの?でた、都合の良い言い訳!」

    頼もしくも容赦ない女友達からの指摘に、ぐうの音も出ない絵美だった。そして「これに行ってみたら?」と教えられたのが絵美が会食場所探しでよくチェックする東カレWEBのイベントだったのだ。

    ―実際の東カレ読者ってどんな人なんだろう?
    ―男女問わず、良い出会いがあるといいな

    そんな期待を膨らませながら、絵美は会場である『M /HOUSE』へ向かうのだった。

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