「3」という数字によって、恋人や夫婦は関係性が動くと言われている。
美人は3日で飽きる、3年目の倦怠期などの言葉が表すように、3には男女の心境を大きく変化させる意味があるのだ。またそれは3ヶ月である“四半期(クォーター)”にも当てはまり、この時期にはなにかが起こり始める。
今回の主人公、祥子30歳・独身は、地元の福岡から東京に出てきて早8年。中堅広告会社で働きながら東京生活を日々生きている。
ここ最近の彼女は、いつもクォーターで恋を終わらせてしまい、少々アクティブな一面を持っているようだ。そんな出会いの数だけ別れがある東京で、クォーターラブを繰り返しながら、運命の人を探す祥子の恋愛を追いかけていく。
これまでに良い人だがセンスがなくて好きになりきれなかった太一、義母が強烈過ぎた御曹司の貴幸、3ヶ月で突然連絡が取れなくなった、温泉旅行でダメだと気がついた陽一、アプリで出会い、本命彼女がいた浩二、束縛男の亮太、実は既婚者だった紀行とのクォーターラブを経験した。
焦る31歳。好きに“なれそうな”相手を探す
「ねーどうしよう。31歳になったのに、旦那はもちろんのこと、私、彼氏もいないんだけど 。」
女友達の愛から「大丈夫だよ、そのうちできるよ。」と適当な慰めを貰いながら、このまま一人だったらどうしようかと真剣に考える。30歳を過ぎると様々なことが現実味を帯び出し、たまに老後の生活費......
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