クォーターラバー Vol.5

クォーターラバー:運命の人はアプリで出会える!?3ヶ月で発覚する相手のリアルライフ

「3」という数字によって、恋人や夫婦は関係性が動くと言われている。

美人は3日で飽きる、3年目の倦怠期などの言葉が表すように、3には男女の心境を大きく変化させる意味があるのだ。またそれは3ヶ月である“四半期(クォーター)”にも当てはまり、この時期にはなにかが起こり始める。

今回の主人公、祥子30歳・独身は、地元の福岡から東京に出てきて早8年。中堅広告会社で働きながら東京生活を日々生きている。

ここ最近の彼女は、いつもクォーターで恋を終わらせてしまい、少々アクティブな一面を持っているようだ。そんな出会いの数だけ別れがある東京で、クォーターラブを繰り返しながら、運命の人を探す祥子の恋愛を追いかけていく。

これまでに良い人だがセンスがなくて好きになりきれなかった太一、義母が強烈過ぎた御曹司の貴幸、3ヶ月で突然連絡が取れなくなったジョナサン、温泉旅行でダメだと気がついた陽一のクォーターラブを経験した。

今週は「アプリ」で出会った浩二との話...


アプリから始まる恋もある


スマホの画面を指で横にサッっとスライド(スワイプというらしい)させる。
タイプだったらライトスワイプ、タイプでなければレフトスワイプすれば永遠にサヨウナラ。

結局運命の人を探し出せず、男運がないと嘆く祥子に 「今凄い流行ってるのに知らないの!? 実際にこれがきっかけで付き合った友達もいるし、やってみたら?」と友達の愛に囁かれ、先週このアプリを渋々ダウンロードしたのだ。

しかし、面白い。
会社の休憩時間の度に気になってチェックしてしまうほど、すっかりハマってしまった。

何より、意外に良い人がたくさんいる。
写真と簡単なプロフィールだけだが、大手外資系金融に勤めるイケメン、スポーツ選手のように爽やかな商社マン、いかにも遊び上手風なマスコミ勤務の若者など、こんな素敵な独身男性は今まで東京のどこに隠れていたのかと恨めしく思うほど、豊富なラインナップだ。

その内何人かマッチングした候補がいたが、その中でも特に笑顔が素敵だった浩二と会うことになった。実はアプリを介して会うのは浩二が二人目で、一人目の裕也は全く会話が盛り上がらず、お茶だけして解散した。

その経験を踏まえ、過剰な期待はせずに待ち合わせ場所に指定された、夕暮れ時の『Urth caffe』代官山店で浩二を待つ。

大手不動産会社勤務、30歳、趣味はスノボとドライブ。
アプリ上には爽やかな笑顔と犬の写真しか載っていないが、スペックは高そうだ。

「祥子さん?」背後から声をかけられ、振り返ると写真通りの爽やかな笑顔と共に浩二がやって来た。想像より身長が高い。

「初めまして。何か不思議ですよね、こうゆうの。」

そんなぎこちない会話から始まった初デートだが、話し上手で聞上手な浩二とはポンポンと会話が弾み、お茶だけの予定が『Sal y Amor』へディナーに行きその後も深夜まで飲み明かした。

こんな素敵な人が居たんなんて。
キッカケはアプリだが、もはやそんなことは祥子にとってどうでもよかった。

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