クォーターラバー Vol.3

クォーターラバー:遊びか本命か? 恋の賞味期限が決まる勝負の期間が最初の3ヶ月

「3」という数字によって、恋人や夫婦は関係性が動くと言われている。

美人は3日で飽きる、3年目の倦怠期などの言葉が表すように、3には男女の心境を大きく変化させる意味があるのだ。またそれは3ヶ月である“四半期(クォーター)”にも当てはまり、この時期にはなにかが起こり始める。

祥子、30歳・独身。 地元の福岡から東京に出てきて早8年。中堅広告会社で働きながら東京生活を日々生きている。

今までには良い人だがセンスがなくて好きになりきれなかった太一、義母が強烈過ぎた御曹司の貴幸とのクォーターラブを経験した。


日本人男性にはない、完璧なエスコート


祥子は浮かれていた。街行く人全員に優しく接したくなるくらい、今の祥子は舞い上がっている。

貴幸と別れたその週末に、友達の菜穂と飲みに行った六本木の『R2 SUPPER CLUB』でジョナサンに出会った。イケメン、高身長、六本木ヒルズにオフィスがある米系金融会社で働いている彼はもちろん高収入。ここまで完璧な人がいるのかと驚くくらい、素敵だった。

電話番号を交換した翌日に、早速日本語でショートメールが来た。

「いつあえる?」

正直、外国人の男性は視野に入れたことがなかった。「ねぇ、日本人の結婚適齢期の男性人口なんて意外に少ないんだよ。世界規模で見たら結婚相手候補は星の数ほど増えるのに」という、女友達の的を射ているのか、射れていないのか、よく分からないアドバイスをふと思い出し、ふたつ返事でデートをOKした。

翌週の木曜日にコンラッド東京の『CHINA BLUE』でディナーを決行。恥ずかしくなるほど、気持ちをストレートに伝えてくるジョナサン。

タクシーの乗降の順番やレストランでのエスコートなど、レディーファーストも完璧。わざとらしくなく、さり気ないスマートさ。言葉の甘さと優しさに加えて、さりげないボディタッチも上手。これまでのなかでも最高のデートだった。

ディナーの後はそのままコンラッド内にあるバー『TwentyEight』へ移動。楽しくて飲み過ぎたせいか、そのあとはジョナサンの家で過ごした。広尾にある彼の家は広くて、そこでの生活を想像せずにはいられなかった。

その後は何となく二週間に一回程度、会う関係が続いている。「付き合おう」という言葉はないが、付き合っているも同然だと、祥子は思っていた。

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