Re婚活 Vol.12

次こそは幸せになりたい!バツイチ女たちのリアルな再婚活事情「Re婚活」全話総集編

「今度こそ、幸せになりたい」

“離婚”という苦い経験を経て、また恋をして結婚がしたいと願う人たちがいる。

そんな彼らの再婚の条件は、実に明確だ。

「一度目よりも、幸せな結婚!」

それ以上でも、それ以下でもない。

幸せになることを、諦めないバツイチたちの物語。

「Re婚活」一挙に全話おさらい!

第1話:「それ、聞かないで…」バツイチ女が、初デートで絶対に触れてほしくない話題

『年齢も近いしバツイチ同士だから』と友人が紹介してくれたのが松下だった。前情報によると、彼がジャカルタに赴任している間に、元妻が浮気していたことが離婚原因らしい。

もちろんバツイチの亜弥は、相手の離婚歴は気にならない。むしろバツがついている方が安心する。それに松下は、さっきから亜弥の話にしきりにうなずいたり笑ったりと実に好感触だ。

『松下さん、いい感じだわ』と亜弥のテンションが上がってきたとき…。

彼がグラスにシャンパンを注ぎながら尋ねてきた質問に、亜弥の思考が停止することになる。

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第2話:完璧な夫婦にも、闇がある!?美男美女の医者カップルが、結婚7年目に離婚したワケ

徹が今こうしてバツイチである萌香の前でプロポーズしてくれているのは、偶然ではない。萌香が作り出した必然なのだ。

徹は中堅のゼネコンで働いているサラリーマンで、美容皮膚科医として銀座にあるクリニックで副院長を務める萌香の3分の1程度しか年収がない。それでも萌香は、ただただ幸せだった。

薬指には徹の買ってくれたささやかなエンゲージリングがキラキラと輝いていて、お腹の中には待望の赤ちゃんがいる。

バツイチである萌香にとって、今日という日は特別な意味がある。

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第3話:「再婚する気はない…」30代バツイチ女たちの言葉の裏に隠された真実

サリナはIT企業の秘書室に勤務している。何人かの同僚とともに、社長を含め5人の役員たちのスケジュール管理や業務サポートをするのが仕事だ。

「ランチは軽めでいいよ。食い過ぎると頭が冴えないから」

ランチや夕食の手配も秘書の大事な仕事だ。秘書たちの間で月ごとに食事当番を決めているが、今月はサリナの担当なのだ。

社長の要望に「承知いたしました」と一礼する。サリナがこのIT企業に入社したのは、2年前のこと。

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第4話:「付き合っても、長く続かない…」36歳女が語る、リアルな恋愛事情

結婚したのは9年前、未央が27歳のときだった。元夫は会計事務所に所属する5つ年上の税理士で、食事会で知り合い1年ほど付き合って結婚した。

誠実で穏やかな人柄と、年上の男性らしい落ち着いた物腰で一緒にいると安心できた。きっとこれ以上の人には会えないかも、と未央はその時は思った。

とんとん拍子に話は進み、結婚してすぐに妊娠した。

だが、未央には、幸せだった記憶がほとんどない。

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第5話:再婚するなら外国人!?1度目の結婚にトラウマがあるアラフォー女が、陥りがちな罠

『オリバー:今週末、もしよかったら壮太も一緒に3人でランチしない?』

未央は朝イチで届いたオリバーからのLINEを見て、ふふっと笑みを浮かべた。

トークはちゃんと日本語で書かれていて、壮太のことまで思いやってくれている。

最近の未央は、毎日がなんだかとても楽しい。2週間前、沙也加にオリバーを紹介されて以来、彼からはLINEが毎日届いている。

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第6話:出会って30分で、警戒心が強い30代女を口説き落とした男の巧妙な手口

「別に変な意味はないので、よかったらご一緒しませんか?」

オリバーの家を飛び出した帰り、立ち寄った恵比寿のバーで、未央は突然男性に声をかけられた。

“変な意味はないので”と前置きがあるだけで、不思議と未央の警戒心はほぐれていく。

― 一人で飲んでも気が滅入るだけよね。どうせだったら、二人で飲んだほうが気晴らしになるわ。

「ええ、じゃあ、少しだけ」

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第7話:「この人やっぱり無理!」年収2,000万で見た目もいいけど…。3回目のデートで、見え始めた男の本性

未央は同期である優奈と、ランチをとるために職場近くのカフェにやってきた。先週登録したばかりのマッチングアプリについて、すでにアプリを使いこなしている優奈に、進め方を伝授してもらうことにしたのだ。

「私は5人同時進行してるよ。今週1人、来週1人会う約束をしてる。マッチングは会ってナンボよ!とりあえず会ってみて、ダメだったら即フェードアウト」

優奈は未央と同じ36歳だが、未だ独身。1年前よりマッチングアプリにハマり、今や婚活が趣味のようになっている。

「ダメかどうかって、どこで判断するの?」

第7話の続きはこちら

第8話:「誰のために結婚するの?」婚活に迷走するアラフォー女が、思わずもらした本音

最近、なぜかむしょうにオリバーに会いたくなる。だが、そんなときに限って、彼が忙しいらしくタイミングが合わない。

『未央:恋愛ってタイミングが難しいよね…』
『沙也加:そうそう、タイミング命。そういえば、この間同じクラスだった尾崎純平とインスタで繋がったよ。オンライン同窓会しようってさ』

実は未央も、先日純平とInstagramで繋がったばかりだ。オンライン同窓会というワードを聞いて、未央は当時の仲間が懐かしくなった。

― 私も、久しぶりに純平に連絡してみよっかな。

第8話の続きはこちら

第9話:「なにか隠してる…?」平日夜しか会えない男を女が問い詰めたら、彼が白状した真実

― 純平と一緒にいるのは楽しいけど…。彼は、どういうつもりで私と会ってるんだろう?

もともと大学時代の同級生というのもあって、友情関係を壊したくない気持ちはもちろんわかるが、そろそろこの関係をはっきりさせたい、と未央は考えていた。

それに、もう一つ気になっていることがあった。純平の背後に見え隠れする、元妻の存在だ。

バツイチだから、元妻が存在するのは当たり前のことなのだが、その存在が大きすぎるような気がするのだ。未央がそう思うのには、理由がある。3年ぶりに再会したあの夜。

第9話の続きはこちら

第10話:バツイチ男とデートする女。調子に乗るアラフォー女を恐怖に陥れた、見知らぬ番号からの着信

― 私から連絡するって言ったまま、放置していたとは…。

この2ヶ月他の誰かとデートするたび、オリバーと比べてしまっている自分がいた。だが、お茶や食事に誘うきっかけも見いだせず、時が過ぎた。とはいえ、壮太のたっての願いだ。

『未央:元気?久しぶりに会えないかなと思って連絡しました。壮太もオリバーに会いたがってます』

意を決し、未央は小細工なしに本当のことを書いて送信した。すると数秒後…。

第10話の続きはこちら

第11話:離婚して半年。34歳元妻が元夫の恋愛事情に介入してくる驚きの理由

未央は、純平の元妻である菜穂子に呼び出され、家族のためにもう純平と会わないでほしいと懇願されていた。

「養育費はちゃんと払うから、子どもと会う回数を減らしたいと、純平が言ってきたんです」

平日の昼間にはまったく似つかわしくない話に、未央は神妙な面持ちで耳を傾ける。

「その理由は聞かれました?」

菜穂子は俯きながら答えた。

第11話の続きはこちら

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