2021.03.19
SPECIAL TALK Vol.78突然アメリカ留学を決意。そして大学中退へ
金丸:早速ですが、ご出身はどちらですか?
菱木:神奈川県鎌倉市です。
金丸:いいですね、鎌倉。格好いいじゃないですか。
菱木:ありがとうございます。サーフィンはやりませんが(笑)。
金丸:でも海は近いんでしょう?
菱木:海まで歩いて5分くらいの所でした。だから子どもの頃は磯遊びをよくしたし、タコを生け捕りにしていましたね。
金丸:楽しそうですね。ところで、鎌倉出身の人からすると、東京というのはどういう存在なんでしょう?
菱木:テレビでは見るけど、あまり行くこともなかったし、身近な存在ではなかったです。違う世界なんだけど、でも興味があるかというと、そういうわけでもなく。とはいえ高校生くらいから、洋服を買いに渋谷や恵比寿に行くようにはなりましたが。
金丸:菱木さんはどんなお子さんだったんですか?
菱木:中学、高校ではやんちゃでした。親が呼び出された回数は、学年で一番でしたね。
金丸:えっ。不良だった?
菱木:いや、全然大したことないです。殴ったりけんかしたりといった、いわゆるヤンキーは僕らの時代には存在しなくて、例えば、僕自身が楽しいと感じたことをやったら先生に怒られる、みたいな感じで。今思うと何が楽しいのか分からないですけど、ゴミ箱に水風船を100個くらい入れて、それをばーっとばらまいたりとか。
金丸:何がしたかったんですか(笑)。
菱木:分からないです、全然(笑)。いつもそんな感じで、仲間内でふざけあっていました。
金丸:高校までは地元で過ごし、その後は大学に?
菱木:はい。ただ、1年生の時に、すぐアメリカへ語学留学しました。
金丸:アメリカのどちらに?
菱木:サンフランシスコです。
金丸:奇遇ですね。私も大学時代に、しばらくサンフランシスコに滞在していました。
菱木:そうなんですか。僕の場合、高校時代の友人を訪ねたのがきっかけです。彼は高校を卒業してすぐ「スケボー留学する」と言って、サンフランシスコに留学したので、夏休みに遊びに行ったんです。そしたら、日本とはまったく違う世界を目の当たりにして、カルチャーショックを受けました。大学なんか行くより、ここで何か体験することの方が絶対に価値がある、そう思って。
金丸:思って、即実行ですか?
菱木:はい。10月にはアメリカに。
金丸:本当にすぐですね。すごい行動力です。ちなみに、留学についてご両親から何か言われましたか?
菱木:母には「何言ってんの!?」と怒られました。
金丸:高校では何度も学校に呼び出され、今度はいきなり留学ですからね(笑)。
菱木:しかも留学がきっかけで、大学を辞めることにしたので。
金丸:えっ!それはまたご両親に怒られそうな(笑)。
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