ヤバイくらいに愛してる Vol.4

「左手の薬指につけていて欲しい」付き合ってすぐの彼女に男が告げた、衝撃の要求とは

愛しすぎるが故に、相手の全てを独占したい。

最初はほんの少しのつもりだったのに、気付いた頃には過剰になっていく“束縛”。

―行動も、人間関係の自由もすべて奪い、心をも縛りつけてしまいたい。

そんな男に翻弄され、深い闇へと堕ちていった女は…?

◆これまでのあらすじ

彼氏・亮の家に呼び出された詩乃。亮にスマホの中身をチェックされ、Face IDまで登録させられてしまう。

その後突然、亮から帰れと言われてしまい…?

▶前回:デート前に4時間、彼氏と連絡が取れなくなった。「仕事だった」と言い訳する男に覚えた違和感


「本当にごめんね。仕事でトラブルが発生して、どうしてもいま片付けないとならないんだ。この埋め合わせは必ずするからね」

亮がそう言ってから1週間も経つのに、相変わらず連絡はスタンプしか返ってこない。詩乃の不安は募っていくばかりだ。

詩乃は自宅のベッドで1人、スマホを握りしめて考える。

―私たち、付き合ってるんだよね…?

亮が言うように、自分の予定はあらかじめ彼に知らせているし、毎日の連絡も欠かしていない。それなのに詩乃は、彼が今どこで何をしているのか全く分からないのだ。

―不安だけど、亮は私のことを好きだって言ってくれてるんだもん。信じて、大切にしなくちゃ。

詩乃は必死に、自分へ言い聞かせる。

普通の恋人同士ならば、こんな一方的な関係はあり得ない。けれどもし、わがままを言って前回みたいなことになったりしたら…。

そんなことを考えると、自分の本当の気持ちを亮に伝える勇気がなくなってしまう。

気付けば何時間もベッドの上でこうしている。すっかり日は沈んでしまい、電気をつけていない部屋は真っ暗だ。

―そういえばあのときも、こうやってベッドに潜り込んで泣いてたなあ。

詩乃は5年前のことを思い返していた。

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