―結婚式―
その準備期間は、幸せの絶頂とも言える時期だろう。
しかし、2020年のプレ花嫁達は、この状況下で不安を抱えながら準備に励んでいる。
「この気持ちを相談できる友達が欲しい」
そんな想いが通じ、運命的に出会った2人の花嫁、紗理奈とアヤ。
ところが……
「あの子が羨ましい」 互いの距離が近づけば近づくほど、比べ合うのが女の定め。
結婚式準備を通じて変化していく女の友情の行く末は?
じっとりとした暑さが増してきた土曜の昼下がり。
丸の内にあるレストラン『GARB Tokyo』で2人は初めて出会った。
「はじめまして、よろしくね」
キラキラと光るシャンパンを片手に友人を交えて乾杯をする。
メガバンクで一般職として働く紗理奈(27)と大手デベロッパーの総合職として働くアヤ(28)は、11月に結婚式を控えたプレ花嫁同士。
スラリと伸びた長い手足。シンプルなブラックワンピースをサラリと着こなし、TOD’Sのサンダルを履いたアヤは、店内でも一際目立っていた。
―めっちゃお洒落で綺麗な人…。
これが、紗理奈のアヤに対する第一印象だった。
この記事へのコメント
11月の結婚式に参加する予定ですが、子育て中の身としては実際悩む気持ちもあります
ただ心から祝福しているので、本当に頑張ってください
歳も歳なので子供も早く欲しいと思うし妊娠と式と重なるとか考えると予定も立てられず。
お悩み中のカップル、ご夫婦も多いですよね。