「この女、なんかムカつく」って思われるほど、羨望される存在になりたい…
結局、自己PRの上手い「あざと可愛い女」がいいところを持っていくのが世の常
真面目に生きてるだけじゃ、誰かの引き立て役にしかなれない
◆これまでのあらすじ
失恋をきっかけに、新しい出会いを探し始めた夏帆(26)。オンラインで出会った男性からデートに誘われたことを喜んでいたが、実は盛り上げ役としてパーティーに呼ばれただけだった…
▶前回:「サラダ取り分け女」食事会で感謝されても、実はモテない意外な理由
「ただいま~」
誰が待つわけでもない部屋に向かって、一人呟く。これは癖のようなものだ。
自室の灯りをつけてベッドに腰掛けると、ほっとしたような、どっと疲れたような感覚に襲われた。
シャワーを浴びてベッドに入る前にバッグから携帯を取り出した。
―あ、淳太さん…!......
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