あなたの暮らしに彩りをあたえてくれるものって何ですか?
改めて日々の暮らしをワンランク・アップしてくれる“モノ”を探してみませんか。
これは、そんな“モノ”を見つけて、新たな気持ちで東京を謳歌する主人公たちのオムニバスストーリー。
「東京 ブラン・ニュー・デイズ」一挙に全話おさらい!
第1話:オンライン飲みで5年ぶりに元カレに再会した28歳女が、思わず彼にぶつけた本音
仕事もプライベートも、何か物足りない。そんなことを考えながらスマホを触っていると、ある記事が目に飛び込んできた。
『新進気鋭の若手起業家、麻生伸也氏(28歳)が語る』
ーえっ、これって、もしかして…伸也?
20歳で起業してから8年目。急速に成長を遂げる会社の若手起業家として伸也がインタビューされている記事だった。麻生伸也は、5年前に別れた元カレだ。
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第2話:Zoom中、相手の背景が気になる!28歳女が、画面越しに彼の部屋で目にしたモノ
―はあ、さすがに飲みすぎたわ…。
翌朝10時。
目を覚まし、まだ少しぼんやりとした頭でベッドから起き上がる。リビングに置いてあるウォーターサーバーから水を注ぎ、喉を潤したあと、ソファーに寝転びスマホでニュースをチェックする。
その時、宅配を知らせるインターホンが鳴った。
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第3話:「もう私に飽きた?」同棲2年、マンネリ気味な2人の関係を救ったモノ
『同棲期間が長くなると、マンネリになって結婚のタイミングを逃すわよ』
以前、美桜に忠告してくれた会社の先輩の言葉を思い出す。
ーはぁ、やっぱり同棲とかやめとけばよかったな…。
そんなことをぼんやり考えていたら、数ヶ月前に食事会で出会った伸也からタイミングよくLINEが届く。ずるいと分かっていても、そんな寂しさを埋めてくれるのが伸也だったのだ。
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第4話:「夫の考えていることが、さっぱりわからない」スピード婚を後悔する29歳女
3歳年上の夫・舜からの返事を聞いて、友香里は心の中で大きな溜息をついた。
―また、なんでもいい、ね。
舜はいつもそうだ。買い物する時も「どれでもいい」、行きたい場所も「どこでもいい」、食べたいものも「なんでもいい」。
ー舜には、自分の意志や好みは無いのかしら。たまには男らしくリードしてほしいのに…。
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第5話:「セレブ婚したはずなのに…」医者と結婚した女が、予想していなかった悲劇
瑠璃子は、5歳年上で医師の夫・誠一と結婚して4年が経つ。
新卒で入った大手医療メーカーの人事部に配属されて3年目のとき、知人主催のホームパーティーに参加したのが出会いのキッカケだ。
アプローチを受けて2年間交際し、ゴールイン。周りからは「美人の結婚相手はレベルが違う」と散々羨ましがられた。
電話を切った後、疲労感がどっと押し寄せてきた。
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第6話:「ショックだな…」好きだった女の結婚報告を聞き、30歳男のとった意外な行動
そろそろ大人の男として相応しいモノを身につけたいと思い、少し奮発して購入した。
服装も靴に合わせてチョイスしたから、今日の自分はなかなかイケてると思う。良い靴を履くと、何となくワンランク上の自分になれた気がするから不思議だ。
―それにしても瑠璃子さんが、結婚して一児の母になってるなんて…、時が経つのは早いな。
実は、潤は、大学生の頃ずっと瑠璃子に憧れていた。彼女に再会し、忘れかけていた大学時代の甘く切ない思い出が蘇る。
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第7話:「これ誰の?」男の部屋で見てしまった、ブランド紙袋の中身
―はぁ。またやってしまった…。
土曜日の朝。気怠い身体を起こすと、雄大(ゆうだい)が隣でスヤスヤと寝息を立てていた。ブランケットからチラリと覗く小麦色の肌は、悔しいけど綺麗だ。
床に脱ぎ散らかしたままの下着を身につけ、雄大の分は綺麗に畳む。
彼を起こさないように気遣って身支度をし、朝ご飯まで作ってあげる自分は何てお人好しなのだろうか。
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第8話:「子ども欲しいんだけど…」結婚3年目、離婚の危機に陥った夫婦のあの問題
「お互い仕事人間だから、奈美は好きなように働けば良いよ。それに、せっかくの休みも家事に追われることはないよ」
そう言ってくれてたのに、”やっぱり炊飯器が家に無いのは変だと思う”とか“たまには手料理が食べたい”なんていい出した時「約束が違う!」と逆上してしまった。
きっかけは、些細なすれ違い。だが、お互い譲らない性格のせいで、ここ半年、顔を合わせる度に喧嘩をするようになってしまった。
そして極めつけは、あの問題だった…。
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第9話:「一夜限りのはずが…」27歳の遊び人男が女を引きずってしまったワケ
紗季子は、彼女でも元カノでもないが、景吾にとっては特別な存在の同期だ。同期の中でも一際目立っていた紗季子に、景吾は8年前、入社してすぐに好意を持った。
「2人って付き合っているのかな?」
周囲からそう噂されるほどに仲は良かったがお互いに「タイミング」が合わなかった。入社間もない頃、紗季子には彼氏がいたし、その後、紗季子が彼氏と別れた頃には景吾には別の彼女がいた。
まるでボタンを掛け違えたように、2人の恋は交わらなかったのだ。3年前の一夜を除いては…。
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第10話:「顔は、可愛いんだけど…」デート後、彼女のLINEをブロックする男の本音
―今持っているサンローランのミニバッグは誰に買ってもらったんだっけ…。
そんなことを考えていると、背後から声がかかった。
「2人とも綺麗だね、良かったら一緒に飲まない?」
たった今店に入って来た男2人組から視線を感じるとは思っていたが、案の定。
ー私の武器は、男に愛されるルックス。
だったら“それを最大限活かすべきだ”というのが彩芽の持論だ…。
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第11話:「やっぱり好きかも…」26歳女の“別れの決断”を覆した男の行動
オンライン上でやりとりしている間は、尚哉からプロポーズの返事を催促されることもなかったし、香帆里も自らその話題に触れることもなかった。
夏休み、彼が東京に帰ってきた時に話し合うと、暗黙の了解でお互い理解していたから。
自粛期間が開け、県を跨いだ移動もできるようになって初めて、尚哉は夏休みを利用して東京にやってきた。
彼の滞在期間は、たった3日間。この3日の間に、私には彼に話すべきことがあるー。
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