元カレ・コレクション Vol.3

「この男、大丈夫…?」交際1カ月で、男が女に明かした無謀すぎる計画とは

26歳、アラサーの仲間入り。周囲では申し合わせたように突然、第一次結婚ラッシュが訪れはじめる。

しかし当然、その波に乗り切れない者だって多くいるのだ。

結婚するのに早すぎる歳ではないが、言ってもまだ20代。微妙な年齢であるがゆえの「もっとイイ男がいるかも…」という、悪魔の囁きに翻弄される女たち。

主人公・杏里も、なんとしてでも結婚ラッシュに乗りたいと思うものの、なかなか決断ができず、現れる男とはことごとくうまくいかない。

そんな杏里の二人目の「元カレ」とは…?

◆これまでのあらすじ

杏里は、由緒正しい家柄の長男である純からプロポーズされたものの、仕事をすぐに辞められず彼と別れてしまう

6年ぶりに恋愛市場に放り出され、絶対に幸せになってやると心に誓ったが…。


元カレ2:本田敬一。ベンチャー勤務、25歳のピュアな男


純と別れてから、杏里はスケジュールをびっしりと埋めるようにしていた。

もう決めたこととはいえ、彼とは6年も一緒にいたのだ。お互いに結婚を考え、その末に分かり合えなかった。

暇な時間があると純とのことを考え、純のSNSが更新されていないかを何度もチェックしてしまう。そんな自分が、心底嫌だった。

ー食事会、いいことあるかな。

金曜日の夜、杏里はサークル仲間に誘われた食事会に向かっていた。

男性陣は、フリーランスやらベンチャー勤務やら、独特な面々。

話をよくよく聞くと、杏里と同じ26の男達に混じって、1個下の男が1人いた。

ー食事会に出現した「25歳の男」。

これまでこういった場で出会うのは、ほぼ年上だった。彼の姿が、杏里の目には少し新鮮に映った。

場がそこそこに盛り上がり、2軒目に行こうかと一同が話しているとき、ふとその25歳の男が杏里の横にひょっこりやってきて、話しかけてくる。

「杏里さん、僕のこと、覚えてます?」

「…え?」

たしか彼は、自己紹介で本田と名乗っていた。どこで出会ったのかすぐには思いだせず、杏里は彼の顔をじっと見つめる。そしてハッとした。

「あ…もしかして、あの本田くん?」

「そうっすよ、今日僕も驚いたんですけど。料亭のバイトで一回だけシフトかぶったことありますよね」

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