世田谷が誇る名店 Vol.6

感度の高い三宿住民で毎夜賑わう!裏通りのカジュアルフレンチは知っておいて損はない!

東京23区で1位の人口を誇る世田谷区。

高級住宅街をいくつも抱えるこの街のレストランは、舌の肥えた大人たちによって磨かれ、レベルの高い店が多い。

そんな世田谷が誇る、「名店」と呼ばれる店として、成城の優雅なフレンチ『レストラン アシエット』50年の歴史を誇る粋な鮨店『金多楼』

そして絶品の本格四川料理『中国四川料理 蜀彩』奥沢マダム御用達『ラ・ビュット・ポワゼ』洗練の焼肉『韓てら』台湾料理の名店『光春』を紹介した。

今回は満席必至のカジュアルフレンチが登場する。


ナチュラルな空気に心ほどける。美食を楽しむくつろぎのフレンチ
『デュバリー』@池尻大橋

渋谷と三軒茶屋の中間に位置する池尻大橋は、昔から246を一歩入った裏通りに良店ありと言われてきた。

ガラスの窓越しに漏れ伝わる温かな雰囲気、こなれた様子で食事を楽しむ人々の様子が窺える『デュバリー』は、界隈のレストラン偏差値の高さを物語る一軒だ。

オープンから10年間、変わらぬ支持を集めている理由はこの店の本質にある。


フレンチの重鎮、田代和久シェフのもとで腕を磨いた加藤光一さんが作る料理は、丁寧に味を重ねながら軽やかに仕上げているのが印象的。

例えば新潟から届く真鴨のローストには定番のサルミソースを合わせるが、重くなりがちな料理をナチュラルな味わいに転換させる手腕はさすが。


「甘鯛の松笠焼き 春菊のソース」は和食の調理法を応用。

サクッと香ばしいうろことふっくらした身質のコントラストが持ち味。

あさりのジュや甘鯛のフュメを加えた春菊のソースを絡めて食べれば、口のなかに爽やかな余韻が残る。料理はすべて¥4,800のコースの一例。

ソムリエの谷田部 靖さんも日本を代表するグランメゾンで11年働き、ワインの知識を身につけながらゲスト目線に立つサービスを体得した。

繊細なフレンチと、造り手のポリシーが宿る日本ワインを楽しむ。

地に足のついたレストランならではの絶対的な安定感と世田谷のホーム的な雰囲気が相まって、心底癒される時間になるに違いない。

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