200億の女 Vol.15

「あなたの奥さんが好きです」。初対面の男から、妻を奪うと宣言された夫の悲し過ぎる夜

騙されたのは女か、それとも男か?
「恋」に落ちたのか、それとも「罠」にはまったのか?

資産200億の“恋を知らない資産家の令嬢”と、それまでに10億を奪いながらも“一度も訴えられたことがない、詐欺師の男”。

そんな二人が出会い、動き出した運命の歯車。

◆これまでのあらすじ

詐欺師の罠をかわしたかに見えた智だったが、仕事の大舞台でのトラブルを詐欺師に救われ、ついに男に心を許してしまう。そして夫との関係が悪化する中で、ついに詐欺師に投資の話を持ちかけられ、検討し始める。さらに、詐欺師は夫に接触。その心を揺さぶり始め…その間に智の投資への意志は固まっていき…。


夫:大輝「あなたは、妻が最も苦手とするタイプの人間だ」


「奥様と2人で飲んだのは、採石場のパーティの後です。もう遅かったこともあって、神崎家の宿泊施設にご招待いただいて」

小川さんの言葉に、俺はあの夜、バーテンダーの村松さんにまで着信を残した、あの時の自分の焦りを思い出してしまった。

やっと電話が通じた時、智は言った。

......


この記事へのコメント

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No Name
いつ終わるんだろうか?
2019/09/29 05:2899+返信9件
No Name
親太郎は人のツボというのを捉えるのが上手い。
どんな人でもツボを刺激され続けたらイライラして気持ちが乱れるのは当然。
2019/09/29 05:3494返信7件
No Name
自分が智さんの隣を歩く男としては役不足だ、ということを。

『役不足』って、能力が高い人に小さな役割をお願いするときに使う言葉だからこの使い方は間違ってる…
スマートでキレものな親太郎のイメージがガタガタと崩れてしまいます…涙

って気付けば親太郎になぜか興味大♡
2019/09/29 05:3369返信7件
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