7c59e02e3129a50e3492e9065377e9
美しいひと Vol.14

彼の好きな人ってまさか…?憧れ続けた男の心を奪い去った、“圏外女”の正体とは

容姿にコンプレックスを抱く美咲麗華は、モテ男・平塚勇太に恋をし、あっさり失恋したことである決意を抱く。

−“美しさ”を金で買い、人生を変えてやる−

整形で“美人”の仲間入りを果たした麗華は、大学時代からの親友・大山恵美を通じてついに初恋の彼・平塚くんと再会するも、平塚くんに彼女がいることを知ってしまう

傷心の麗華は、外銀勤めのエリート・俊介と付き合い始めるが、平塚くんの彼女の裏切りを知った麗華は、たまらず真実を暴露

しかしこの行動が俊介の逆鱗に触れ愛想を尽かされてしまう。さらには恋敵・花音が俊介に再びアプローチして麗華の心をかき乱す。


「…入れば?」

玄関先で躊躇してしまった私に、俊介は視線を合わせぬままそう声をかけてくれた。ぶっきらぼうな言い方だが、声色は優しい。

私は促されるまま、相変わらず整頓されたリビングへと足を踏み入れる。

俊介の家の匂いがして、それは不思議と私の心を落ち着かせた。
......


この記事へのコメント

Pencil solidコメントする
あか姐
もうほっときなよ(呆れ)
2018/12/13 05:1399+Comment Icon9
No Name
元サヤに戻れたのに、平塚くんにまた絡もうとする拗らせ麗華。
整形関係なく面倒な女。
2018/12/13 05:1899+Comment Icon2
No Name
もういいや、麗華。
勝手にして。
…と吐き捨てる私は俊介ファン😂
2018/12/13 05:4299+Comment Icon3
もっと見る ( 88 件 )

美しいひと

美人は不美人より、生涯で3億円の得をする。

まことしやかに囁かれる都市伝説だが、あながち嘘とは言い切れない。

美味しい食事や高価なプレゼントに恵まれる機会も、美人の方がやはり多いに違いない。就職活動にすら“顔採用”という言葉があり、結婚においても玉の輿にのる女性は美人である確率が高い。

では、不美人に生まれた女は、ただただ苦汁を舐めるほかないのだろうか。

…そんなのは、嫌だ。

これは“美しさ”を金で買い、人生を変えてやろうと目論んだ、とある女の物語。

この連載の記事一覧