―あの頃の二人を、君はまだ覚えてる...?
誰もが羨む生活、裕福な恋人。不満なんて何もない。
でもー。
幸せに生きてるはずなのに、私の心の奥には、青春時代を共に過ごした同級生・廉が常に眠っていた。
人ごみに流され、都会に染まりながらも、力強く、そして少し不器用に人生を歩む美貌の女・里奈。
運命の悪戯が、二人の人生を交差させる。これは、女サイドを描いたストーリー。
7つ年上の直哉との結婚した里奈は裕福な専業主婦生活を満喫するものの、サークルの同窓会で再会した廉と結ばれてしまう。
二人の関係は直哉に勘づかれ、さらに廉の妻・美月からも脅迫電話が鳴る。そして里奈は、廉との別れを決意したが...?
「俺、離婚したっていい。里奈と別れるくらいなら、今の生活なんか全部手放したって構わないよ」
廉は苦しそうに顔を歪めながら、まるで懇願するように言った。
今の生活を手放し、二人一緒になる。
それは、これまで見て見ぬ振りをしながら、ずっと頭の隅に引っ掛かっていた希望的な......
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この記事へのコメント
私も忘れられない人がいるけど、多分相手はすっかり私のこと忘れてると思うなー。