―あの頃の二人を、君はまだ覚えてる...?
誰もが羨む生活、裕福な恋人。不満なんて何もない。
でもー。
幸せに生きてるはずなのに、私の心の奥には、青春時代を共に過ごした同級生・廉が常に眠っていた。
人ごみに流され、都会に染まりながらも、力強く、そして少し不器用に人生を歩む美貌の女・里奈。
運命の悪戯が、二人の人生を交差させる。これは、女サイドを描いたストーリー。
7つ年上の直哉との結婚した里奈は、裕福な専業主婦生活を満喫するものの、サークルの同窓会で再会した廉と結ばれてしまう。
そして二人の関係に気づいた友人・未祐の企みにより、直哉が里奈の異変に勘づいてしまった。
エントランスに響くヒールの音が、やけに大きく聞こえる。
金曜日とはいえ、午前0時を過ぎた真夜中のホテルは、午後にチェックインした時とはまるで別の場所のように静まり返っていた。
―こんな時間に、リッツで何してんだよー
直哉からのメッセージを瞼に焼き付けたまま、......
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この記事へのコメント
自業自得と思う、このモラハラ夫は。
自分の夫を責める人
相手の女を責める人
がいるけど、やはり美月はリナに電話来たかー。
自分の夫も絶対非があるのに、相手の女に連絡する人どうかと思う。
金の切れ目が縁の切れ目になるかなーならないかなー。