あなたは覚えているだろうか。
有り余る承認欲求のせいで、ただの主婦ではいられない二子玉川妻たちの戦いを。
「サロネーゼ」と呼ばれる、自宅で優雅に“サロン”を開く妻たち。空前の習い事ブームにより脚光を浴びた彼女たちだが、それも数年前までの話。
東京では早くも旬を過ぎ、サロネーゼたちの存在感は急速に薄まっている。
それでも未だ “何者か”になることを求めてもがき続ける妻たち。
カリスマサロネーゼ・マリの引退でトップの座を掴んだはずの由美。しかしその直後、由美と同じマンションの上層階でサロンをオープンした二子玉川妻がいたのを覚えているだろうか。
本物のサロン文化を伝承する、お嬢妻・薫である。
お稽古ブームが下火となった現在の、彼女の動向を追った。
お稽古ブームが終わって残念ね、ですって?
まさか、とんでもない。
ブームが終わろうがどうしようが、ブームそのものが、私にはまったく関係ありません。
私はもともと流行っているからサロンを始めたわけではないですし、むしろ流行りが終わってくれた今のほうが、偽物たちが淘汰さ......
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この記事へのコメント
遠くて行きたくなーい!