二子玉川の妻たちは Vol.7

本当のサロン文化をご存知?「才女気取り」は御免あそばせ。二子玉川に真のお嬢妻登場

結婚は、女の幸せ。

そう考える種類の女にとっても、結婚は必要条件に過ぎない。

結婚しただけでは満たされない。女たちの欲望は、もっと根深いものだ。

おうちサロンをオープンし浮かれる由美。しかし同じマンションの最上階にカリスマサロネーゼ・マリが越してきて出鼻を挫かれる。

マリと張り合いたい由美は、読者モデルのミカが立ち上げた「アロマライフスタイル協会」に入会することで、雑誌掲載の機会を掴む。

徐々に人が集まりはじめた由美のサロン「Brilliant」。そこに、由美の後輩で超がつくお嬢様の薫がやってきた。結婚が決まった薫も、二子玉川のお隣・用賀でサロンをはじめるのだそう。

お嬢新妻・薫が考える、サロンの存在意義とは?


サロンと一括りに言っても…


「完璧なものを誤って模倣することは、いつの世も喜劇の題材となる」

モリエールの「才女気取り」ってご存知かしら?

プレシューズ(上流貴族の社交界に出入りする才女たち)の真似をする田舎娘を揶揄した戯曲。

古典文学好きの母が持っていたモリエール全集に収録されていて、私は高校生の時に初めて読んだのですけれど。

サロンを開くにあたり、最近ふと読み返しておりましたの。

この喜劇が公開されたのは1659年…もう350年以上も前の作品ですのに、でもまったく色褪せない内容で驚きました。

それだけモリエールが真理を突いているとも言えるし、国や生きる時代が変わろうと、女たちの根本は変わらないということかもしれませんわ。

1650年代のフランス・パリではサロン文化が一大ブーム。「才女気取り」が公開された頃は、プレシューズの猿真似をして知識をひけらかす女たちが社会現象になっていたそう。

…どこかで聞いたような話じゃありませんこと?

昨今のお稽古ブームで、サロン主宰を名乗る方が後を絶ちませんが…今も昔も、知性ある人の元には才女が集い、それなりの人の元にはそれなりの女が集うもの。

すべてのサロンを一括りにしないで頂きたいですわ。

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