2018.06.28
高学歴女子の遠吠え Vol.1―なんで“にゃんにゃんOL”を選ぶの!?
ハイスペ男子の結婚式で、こう思ったことのある高学歴女子は多いのではないだろうか。
お嬢様女子校から東大に入り、コンサルティング会社でマネージャーになるべく仕事に邁進している大西夏希(28歳)もその一人。
一流大学に入り、一流企業で仕事を頑張ってきた自分は、婚活なんかしなくても自然と結婚できるはず ……。
そう思っている夏希が、結婚できない本当の理由とは―?
―なんで、あんなレベルの女と結婚する訳……?
夏希は、ここ2、3年で何度も抱いたこの感情が顔に出ないよう必死に笑顔を作り、入場してくる新郎新婦へ向け拍手をおくった。周囲は我先にと新郎新婦へ駆け寄り、写真におさめようとしているが、とてもそんな気分にはなれない。
今日は、勤務先のコンサルティング会社の同期、藤澤慶介の結婚式の二次会に来ている。28歳の夏希の友人の間では、数年前から結婚の第一次ピークが訪れていた。
男性アナウンサーのような爽やかな風貌の慶介は、内定式の時から目立っていた。懇親会で慶應の内部生ということを知り、夏希は密かに心ときめかせていたのだ。
港区にあるお嬢様学校として名高い女子校に初等科から通い、学年でただ一人東京大学へ進学した夏希。努力に努力を重ねてきた自分こそが、ハイスぺ男子ともてはやされている人種と釣り合うはずなのだ。
…それなのに。
夏希が消化しきれていないのは、自分と進展しなかったことでは無い。新婦の“スペックの低さ”に胸がざわつくのだ。
慶介の隣で勝ち誇ったような笑みを浮かべている新婦の見た目は、中の下。ウェディングドレスを着ていても、腰の位置の低さがハッキリと分かる。
自分だって絶世の美女では無いが、だからこそ努力して洗練された大人の女性になったつもりだ。その証拠に、年に一度は赴く海外の高級リゾートでも、恭しく扱ってもらえている。グローバルに通用する風格を身につけたのだ。
それに引き換え、この新婦の年齢に伴わない品格の無さは何だろう。これを愛嬌とでも言うのだろうか?
夏希が悶々としている間に、会場では二人の生い立ちムービーが流れ始めた。朋子という名の新婦がお嬢様女子大出身ともちあげられていて、思わず卒倒しそうになる。夏希が初等科から通った女子校に、大学から入ったようだ。
お嬢様って…。大学からのクセに厚かましい。
女子大を卒業後は大手広告代理店で働いていたそうだ。契約社員に違いないのだが、敢えて触れずにムービーは進んでいく。
…つまり、にゃんにゃんOLってことね。
苦々しい思いをシャンパンで流し込んでいると、背後から「夏希~」と甘ったるい声がした。
また、反映されないことを不思議に思われたユーザー様に連続投稿を強いるという事態を招きました。
大変に申し訳ございません。
現在は復旧作業が完了し、通常通りご利用いただけますが、「あなたのコメ...続きを見るント」の履歴に、期間中にご自身の投稿されたコメントが表示されない件については復旧が難しく、何卒ご了承いただければと存じます。
この度は、皆様に大変ご迷惑をお掛けする状況となりましたことを、深くお詫び申し上げます。
今後、再発防止に向け万全を期すとともに、お客さまへの一層のサービス向上に取組んで参ります。
東京カレンダー
私も夏希ほどハイスペじゃないけど、仕事ばかりで周りに怖いと言われているうちに、アラフォー独身突入…
結婚したい、ってもう今さら言えない。
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