パーフェクト・カップル Vol.12

クビを宣告されて私生活の切り売りを始めた、人気アナウンサーの“誤算の始まり”

誰もがインターネットやSNSで監視され、さらされてしまうこの時代。

特に有名人たちは、憧れの眼差しで注目される代わりに、些細な失敗でバッシングされ、その立場をほんの一瞬で失うこともある。

世間から「パーフェクトカップル」と呼ばれる隼人と怜子は、一挙一動が話題になり、「理想の夫婦」ランキングの常連として幸せに暮らしていた。しかし結婚6年目、人気アナウンサーの夫・隼人が女の子と週刊誌に撮られてしまう

謹慎処分を受けた夫・隼人だったが、彼を陥れたのは、2人の悪意の偶然の連鎖の結果だった。そこに芸能界に絶大な力を持つ香川の思惑が加わり夫婦のピンチは続く中、怜子はテレビ局にやってくるが、その目的は…。

「世間の目」に囚われ、「理想の夫婦」を演じ続ける「偽りのパーフェクトカップル」の行く末とは?


「怜子さん、堀河がこの先もし本当に浮気したとしても、何とか許してやってくださいね。」

私の対面に座ったテレビ局のブロデューサーが、至極軽い口調で笑いながら言った。私は一瞬何を言われたのか分からず、返事もできず、隣に座る隼人の顔を覗き込んで助けを求めた。

「やめてくださいよ......


この記事へのコメント

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No Name
そろそろ夫婦の反撃が始まると思ってたのに。

もう試練はいいから、笹崎とあの元カノに一撃喰らわせて~。
2018/04/15 05:3999+
No Name
この小説しんどいわ
2018/04/15 05:2699+返信5件
No Name
私もそう思う。
日曜日の朝から気分が悪くなりますね。
親しい友人知人にマスコミ関係者がいないのでわからないのですが、テレビ局ってこういう世界なのですか?

自分から読んで気分悪くなっているので、もちろん自己責任なのですが…
2018/04/15 05:3299+返信8件
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