2018.04.13
私、愛されてる? Vol.1徐々に減ってゆく?結婚後の男の情熱
「ステキ…。」
六本木一丁目から、目白台の実家へと向かうタクシーの中。ふとInstagramを開いた真希は、女子大時代の友人・美香の投稿に目が釘付けになった。
“夫からのサプライズ・バースデー旅行の行き先は、なんとパリ!楽しんできます♥”
そんなキャプションと共に、夫と手を繋ぐ写真がアップされている。
「いいなぁ。」
本心から羨ましくなり、真希は思わずため息をついてしまう。自分よりも1年早く結婚したというのに、美香の夫はいつもこうして彼女を甘やかしてくれているのだ。
この旅行以外にも、美香のInstagramには“お誕生日に、バラの花束を持って帰ってきてくれました!”とか、“ディナーは『アピシウス』で贅沢なひと時。ステキな旦那様に恵まれて、私は本当にラッキーです♥”のような、夫から溺愛されている様子が一目でわかる投稿が並ぶ。
ー同じ子供のいない夫婦なのに、いつまでも夫から愛される妻と、私の違いって一体なんなのかしら。
夫の健介だって、美香の夫に負けない位の収入は得ているはずだ。だが最近はバラの花束はもちろん、気の利いたお土産一つ持って帰ってきたことがない。
稀に何かを買ってきてくれるときは、大体がそのあたりに売っているお菓子か食べ物だ。それか、自分も飲みたいお酒。
自分のことを気遣うこうした行動に愛情を感じないわけではないが、周囲の妻たちの夫と比べると、ついつい「自分は愛され度が足りないのでは?」と思ってしまう。
もちろん、健介だって付き合いたての時はデートに花束を持ってきてくれたこともあった。
しかし、結婚後3年が経ち、2人で過ごす生活が「非日常」から「日常」となった今。
健介にとって、自分は「一生懸命口説き落としたプリンセス」から「隣にいて当たり前の女」になり下がってしまったのではないか、と感じてしまう。
そんなことを考えながらタクシーを降りると、春らしい爽やかな風が頬を優しく撫でた。
葉っぱの一枚一枚が美しく輝く並木通りを眺めながら、ネガティブな思考を追いやろうとしているところに、友人からの着信があった。
この記事で紹介したお店
アピシウス
お金遣ってくれる=愛されてるは短絡的にも感じる。他にも遣ってるのを誤魔化されてるかも知れないし。
私はモノくれるより、いつも食器洗ってくれたり、月に一度は「僕が好きだから」と細かい所まで掃除してくれたり、こちらが疲れているのを察して「今日は○○の焼き鳥食べたいな。夜は外で食べよ」...続きを見るとか言ってくれる人の方がいいわ。
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