京都ちゃん Vol.5

京都ちゃん:誰も逆らえない鬼姑から、新たに課された地獄のルール

京都に3代以上継続して住まう家の娘だけが名乗ることを許される、“京おんな”の呼称。

生粋の京おんなである鶴田凛子(26歳)は、西陣で呉服店を300年以上営む京野家の跡取り息子・京野拓真と婚約中。

しかし過干渉の義母にすべてを仕切られる窮屈な縁談に、早くも疑問を感じ始める。

そんな中、憧れの先輩・南條桜子から聞かされた婚約破棄の事実とその本音。桜子に共感を覚える凛子を、義母の横暴がさらに苦しめる。

我慢の限界に達した時、ちょうど帰省していた京大卒・東京のIT企業で働く竜太から誘いが。

行くべきではないと思いつつ、婚約者・拓真に嘘をつき、凛子は竜太と密会するのだった。


−残念、一足遅かったなぁ。

竜太の言葉、そして思いがけない彼の真剣な眼差しは、凛子の心拍を乱した。

気の利いた返しも、軽く流すこともできず黙り込んでしまった凛子を見て、竜太は困ったように笑う。

「そんな顔しんといて(笑)」

誤魔化すように日本酒を注ぎ、お猪口を......


この記事へのコメント

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No Name
自分の意思をはっきり婚約者に伝えられないようでは、誰と結婚しても幸せにはなれないと思う。この義母は最悪だし論外だけど、いつまでもいい子ちゃんじゃね。自分の人生は自分で切り拓かないと。
2018/04/01 05:3999+
No Name
他力本願な凛子。

今まで親が全部お膳立てしてくれて生きてきたんだろうなぁ。

誰かに幸せにしてもらいたいって考え方が見え見えで、嫌だなぁ。竜太の母親だって、拓真の母親と同じかもしれないじゃん?浅いよねー。
2018/04/01 06:2699+返信3件
No Name
この主人公てぐずやねぇ。
幸せになるのが他力本願で読んでイライラ。
ナヨナヨしたお嬢様なんて今どき流行らんし、
ほんまの京女なら芯が通ってるし強い、若こーても。
自分も母親の気苦労を子供の頃からみてるはず、母親と姑、小姑や親類との小競り合いや大喧嘩を。老舗の長男に嫁ぐなら、主人公に覚悟があって当然。
京都のお嬢さんやおっとりを「曖昧」や「意志がない」とかで描かんでほしいな。
2018/04/01 07:4465返信3件
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