“ゆとり”のトリセツ Vol.5

“ゆとり”のトリセツ:「それなりの努力でそこそこ幸せ」じゃダメなの?成功者の昔話に感じる、ゆとりのジレンマ

バブル崩壊後の低迷する日本を生きてきた“ゆとり世代”。

諸説あるものの、現在の20代がこの世代に当たるとされる。

外資系コンサルティングファームに勤める瑞希(26歳)も、まさに典型的な“ゆとり”。

高学歴、高収入、容姿端麗。誰もが羨むハイスペにも関わらず、その実態は信じられないほど地味だ。

趣味はNetflix、たまに港区おじさん・水野と出かけるのは庶民的な餃子屋。

会話の弾みで会社の先輩から紹介されてしまったゆとり世代男子・福永と渋々デートした瑞希。しかしまさかの割り勘を要求され、恋愛には更に後ろ向きに...。

そして今週は、団塊ジュニア世代・水野とデートの約束があった。


「…黒以外の服も着るんだね」

コの字型カウンターの真ん中に案内され席に着くと、隣で水野が目を細めた。

瑞希が『フロリレージュ』を訪れるのは、今日が初めてだ。

グレートーンでまとめられた広いオープンキッチンには花が生けられ、本来無機質なはずの空間に柔らかい彩りを加えて......


この記事へのコメント

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この展開、既視感ある
前にもありましたよね。バリキャリの若い女の子が恋心抱き始めたら、転職のお誘いだったっていうやつ。
2018/02/26 07:1663
No Name
あれ?
なんだか、やっとおもしろくなってきた?
2018/02/26 05:4854
ゆとり世代
みずきと比べるとロースペなのでおこがましいですが、自分のことが書かれてるようで毎週ぐさぐさきます。歯を食いしばって頑張ってなさそうなタイプだと思われがちですが、もっと一つの人orものに燃え盛る想いを持ったりしたいなと悩んだり。比較的高給ですが、特にお金が欲しいという訳でもなく。。みずきにとってはプロボノが何かの転機になるのでしょうか。楽しみです。
2018/02/26 06:1650返信2件
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