
“ゆとり”のトリセツ:初デートでまさかの割り勘。男女平等の時代に“男気”は不要なのか?
バブル崩壊後の低迷する日本を生きてきた"ゆとり世代”。
諸説あるものの、現在の20代がこの世代に当たるとされる。
仕事も恋も、何もかもが面倒くさい。報われる保証もないのに、頑張る意味がわからない。
外資系コンサルティングファームに勤める瑞希(26歳)も、まさに典型的な“ゆとり”。
高学歴、高収入、容姿端麗。誰もが羨むハイスペにも関わらず、その実態は信じられないほど地味だ。
趣味はNetflix、たまに港区おじさん・水野と出かけるのは庶民的な餃子屋。
そんな瑞希だが、会話の弾みで会社の先輩から“彼氏候補”を紹介されてしまい渋々デートをすることに。
まったく乗り気ではない瑞希だが、その話を聞いた水野からもデートに誘われ、さらに困惑するのだった。
ピピッ、ピピッ、ピピッ…
18時半にセットしていた、携帯のアラームが鳴った。
―あーあ、良いところだったのに。
いつも通り、昼過ぎからNetflixで一気見していた海外ドラマを未練たらたら止め、抱えていたクッションごと、ソファの上で大きく伸びをする。
外に目を......
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