ごきげんよう時代を過ぎても Vol.3

「お金のために、私はあるモノを棄てた…」28歳で広尾在住専業主婦になった女の、哀しき劣等感

東京には、お嬢様だけのクローズド・パラダイスが存在する。

それはアッパー層の子女たちが通う”超名門女子校”だ。

「銀のスプーンをくわえて生まれてきた」彼女たちは、その狭い楽園で思いっきり青春を謳歌する。

しかし誰もが永遠に、そのパラダイスにはいられない。18歳の春、外の世界に放たれた彼女たちは突如気づくのだ。

―「お嬢様学校卒のブランド」って、令和の東京じゃ何の役にも立たない…!

ハードモードデビュー10年目。秘密の楽園から放たれた彼女たちの、奮闘ぶりをお届けしよう。

◆これまでのあらすじ

前回は日本屈指の名門女子校を卒業して10年、大手広告代理店に勤める凛々子の“秘密”と、不器用な恋を紹介した。

今回は、そんな凛々子の同級生で裕福な専業主婦・文香の物語。

▶前回:28歳・交際経験なしの美女。好きな男の前で、お嬢様校卒が裏目に出た“アノ瞬間”とは?


28歳の広尾マダム・文香の話【前編】


「凛々子ったら…。せっかくみんなで同窓会に行けると思ったのに、つれないなあ~」

土曜の午前中。朝9時を待ってすぐにかけた電話をすげなく切られ、文香はがっかりしながら真っ白なソファに座った。

昨日届いた、高校卒業10年記念同窓会の招待状。絶対に参加しようと、まずはフットワー......


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