“ゆとり”のトリセツ Vol.3

“ゆとり”のトリセツ:優先すべきは“費用対効果”。愛想笑いの下にある、ゆとり世代の本音

バブル崩壊後の低迷する日本を生きてきた"ゆとり世代”。

諸説あるものの、現在の20代がこの世代に当たるとされる。

仕事も恋も、何もかもが面倒くさい。報われる保証もないのに、頑張る意味がわからない。

外資系コンサルティングファームに勤める瑞希(26歳)も、まさに典型的な“ゆとり”。

趣味はNetflix、たまに港区おじさん・水野と出かけるのは庶民的な餃子屋。

高学歴、高収入、容姿端麗。誰もが羨むハイスペにも関わらず、その実態は信じられないほど地味だ。

“ゆとり”は、恋愛にも非常に淡白な価値観を持っている。

大学からの友人・亜美から聞いた「ほぼカレ」の存在。恋愛のオイシイところだけを得る合理性に納得しつつも、しかし瑞希は言い得ぬ寂しさを感じてしまうのだった。


『コーヒー行かない?』

ディスプレイの左下に、社内チャットのポップアップが表示された。

瑞希が担当しているクライアント先に、同じく出向している先輩・工藤からのものだ。

―…面倒だなぁ。

暇だからといって先輩に気を遣いつつコーヒーを飲むくらいなら、デスクで仕事ら......


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