新婚クライシス Vol.13

「結婚向きではない」と自覚した自己中夫。愛だけでは歩み寄れない、不器用夫婦の確執

―大好きな吾郎くんが、私と結婚してくれたー

数々の苦難の末に、結婚願望のない男・吾郎との結婚に辿りついた英里。

結婚はゴールでないことなど、百も承知。

しかし、そんな二人を待ち受けていたのは、予想を上回る過酷な現実であった。

愛し合っていたはずの夫婦は、どのようにすれ違い、溝ができてしまったのか。

男女の価値観のズレ、見解の相違、そして、家庭外での誘惑...。

二人は “新婚クライシス”に陥り夫婦仲はギクシャクしたままついに別居してしまう。そして英里は、後輩・新一から思わぬ告白をされてしまった。


凍てつくように寒い夜の銀座を、英里は逃げるように足早に歩いていた。

都会のど真ん中とはいえ、この季節は酷く冷え込む。さらに雨まで降り出したから、手足はじんじんと痺れるような痛みすら感じた。

急いでタクシーを捕まえようとするが、必死に手を振り上げても車は虚しく素通りしていく......


この記事へのコメント

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吾郎先生、良い友達もったね。
2018/02/03 05:1499+返信2件
No Name
腐っても吾郎(笑)
松田大先生、私もここぞの時に旦那に使わせて頂きます(笑)
2018/02/03 05:2499+返信13件
No Name
過去の回読んでた時は別れれば?と思ってたのになんかお互い不器用ながら気持ちあるなら上手いことやっていけると良いなと思った今回。

それにしても松田先生今連載中の小説で田中と一、ニを争う人気者!
2018/02/03 05:4299+返信4件
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