恋愛中毒 Vol.9

恋愛中毒:平日昼間にしか許されぬ、電話越しの愛の囁き。恋に盲目な二人の禁断の誓い

人妻が恋するのは、罪なのか。

裕福で安定した生活を手に入れ、良き夫に恵まれ、幸せな妻であるはずだった菜月。

結婚後に出会った彼は、運命の男か、それとも...?

人妻の菜月は、独身のフリをして参加した食事会で、独身の達也と出会い恋に堕ちてしまう

しかし、それを知った達也の恋人・あゆみ菜月の職場に乗り込み修羅場と化し、さらに夫にまで浮気を知られてしまう。


夫に知られるわけがないなんて、どうして思い込んでいたのだろう。

ヨガスタジオであれだけの騒ぎになり、気性の激しいあゆみに恨まれたのだから、何らかの形で夫に伝わる可能性があるのは予想できたではないか。

「僕は、君を頭の良い女性だと思ってるからね。ほどほどにしておいてくれよ」

宗一は、たった一言、そう警告しただけだった。

そこに怒りや悲しみといった感情は一切込められておらず、それが逆に恐ろしかった。

菜月は何も答えることができず、ただ鳥肌で全身を震わせていたが、夫はそれ以上追求することはなく、淡々といつも通りの日々を過ごしていた。

これまでは平然と嘘をつき、妻の顔を崩さずに宗一に接してきたつもりだ。

しかし弱みを握られているかもしれない今となっては、彼の一挙一動が気になって仕方がなく、神経がすり減っていく。

―こんな生活、いつまで続けるの...?

自業自得なのは分かっているが、仕事も友達も失い、家庭内でも気が休まらなくなったことで、菜月はどんどん精神的に追い詰められていった。

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