恋愛中毒 Vol.4

嫉妬と独占欲ゆえ、“一線”を越えた妻。その背後に忍び寄る、女の影

人妻が恋するのは、罪なのか。

裕福で安定した生活を手に入れ、良き夫に恵まれ、幸せな妻であるはずだった菜月。

結婚後に出会った彼は、運命の男か、それとも...?

身も蓋もない、無謀で純粋な恋に堕ちてしまった女は、美しく、ひたむきに、強かに、そして醜く成長していく。

人妻の菜月は、独身のフリをして参加した食事会で、独身の達也から口説かれる。警戒心を抱きつつも、彼に徐々に惹かれ始め、ついに恋に堕ちてしまった。


「菜月、そろそろ基礎体温測るとか、そういうの始めた方がいいんじゃないの?」

夫の宗一は新聞から目を離さずに、朝のコーヒーを啜りながら言った。

何気ない風を装っているが、これは彼なりの、精一杯の主張だ。少し前から、夫には子どもを持ちたい願望が芽生えている。

「そうだね......


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