結婚できない女 Vol.19

「別に、あなたじゃなくても」モテ女こそ、結婚できない女予備軍?

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、24時の誘いに乗る女〆のラーメンに行く女花嫁修業する女2番手の女理想は父親イケメン好きハードル上げ過ぎ女などの事例を紹介してきた。

今回登場するのは、次々に男を替える、自称モテ女。


【今週の結婚できない女】

名前:エミ
年齢:30歳
職業:弁護士秘書
結婚相手に望むこと:居心地の良さ、ジェントルな対応

私、モテるんです


「ねぇエミ、知ってた?」

お昼休みに訪れた虎ノ門ヒルズの『above GRILL&BAR』で、前に座る同僚の景子が大げさに顔をしかめる。

「この間、友達に本気モードのデーティングアプリ教えてもらったんだけど、なんと、30歳過ぎた女は毎月4,000円払わされる仕組みだったの!私、あまりの屈辱に震えたよね…」

東京婚活市場において、女は27歳を過ぎると年々価値が下落していくことはもう、周知の事実であろう。

30歳を過ぎると次第にお食事会にも声がかからなくなり、ついにはデーティングアプリの世話になることも、まったく珍しい話ではないようだ。

「それで景子、4,000円払ったの?」エミが確認しようとしたとき、彼女は固い決意を表明するかのように、強い口調でこう続けた。

「半年で絶対、見つけてやるわ…!」

払ったのか…!景子の並々ならぬ気合を目の前にして、エミはなんだか申し訳ない気持ちになる。なぜならエミは、デーティングアプリに月々4,000円を払って登録する必要性など、まったく感じていないからだ。

確かに最近、お食事会の誘いは減った。しかしそれでも行けばほぼ100%の確率で口説かれる。

男に不自由などしていない。だから自身の市場価値が下落している実感が、エミに限ってはまるでなかった。

【結婚できない女】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo