結婚できない女 Vol.6

結婚できない女:〆のラーメンに行く女は選ばれない。男には腹八分目を徹底せよ

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、24時の誘いに乗る女都合のいい女提案してしまう女王子様を探す女食事会NG通告を受けた女などの事例を紹介してきた。

今回登場するのは、読者モデルをしている真子。美しい彼女が、結婚できない理由とは?


意中の彼からの誘いは、食事会。ここからが勝負、と意気込むが?


とある金曜日の夜のこと。

「やっぱり可愛い子の友達って可愛いんだな。真子ちゃんに頼んで良かったよ。」

元麻布にあるイタリアンレストラン『アルヴェアーレ』の個室。真子の正面に座る亮平がご満悦、といった表情で真子を褒めた。

「当然よ。私の友達、可愛い子しかいないの。」

ふふん、と上から目線で答えて見せたが、真子の心はチクリと痛む。

32歳、外資コンサル勤務の亮平とは、2か月ほど前に別のお食事会で知り合った。長身で端正な顔立ち。黒縁のおしゃれメガネが似合っていて、とにかく真子のタイプだった。

本当は2人で会いたかったが、ようやく届いた亮平からの誘いは「3-3で食事会しない?」というもの。がっかりはしたが、また会えることが素直に嬉しい。

可愛い子連れて来てね、という亮平の要望に全力で応え、真子は読者モデル仲間でCAの美和子と、大手不動産会社で役員秘書をしている香織を招集した。

何を馬鹿なことを、と思われるかもしれないが、自分より美人でない友達を連れて行く女、通称・幹事MAXの女は嫌われる、と何かで読んだ。性格の悪い女だと思われたくないし、亮平は仕事のできる女が好きだと言っていた。ここは真っ向勝負である。

それに、亮平の連れてきた会社同期だという2人の男も、それぞれに良い男だった。涼しげな目をした細面でモデル風の男はCA美和子が好きそうだし、もう1人の、趣味は筋トレだというソース顔の男は香織の好みだと思われた。

「男性陣も、皆さん素敵です❤」

CA美和子が、すかさず褒める。美和子の視線の先にモデル風男がいるのを確認して、真子はほっとした。

―今日は楽しい夜になりそうだわ…!

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