結婚できない女 Vol.2

結婚できない女:”いい女”を演じるほど結婚は遠のく!29歳、愛を忘れた女の誤算

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

前回は、気になる商社マンからの24時の誘いに乗る女、亜季を紹介した。

今回登場する、「結婚できない女」は…?


いい女を演じる理由


「里子みたいにいい女はいないよ。」

里子の29歳の誕生日。付き合って1年になる彼・智也は、そう言って満足げに微笑んだ。しかし智也の口から、里子が1番期待している言葉が出てくる気配は、ない。

智也はお祝いにと、里子がずっと憧れていた恵比寿の『ジョエル・ロブション』を予約してくれた。

だが、里子は満たされない気持ちを抱えていた。「いい女」よりも、誕生日の『ジョエル・ロブション』よりも、29歳の里子が待ち望んでいるのは、もっとほかにある。



3つ年上の智也は、大手広告代理店に勤めており、高身長+ジャニ顔の甘いルックスも含めて、里子の好みど真ん中。

お食事会で初めて出会った瞬間に、里子は智也に一目惚れした。だが、女たちが欲しがる男のステータスを併せ持つ智也だ。ライバルが多数いるであろうことは容易に察しがついた。

里子自身はというと、虎の門の小さな事務所で働く弁護士秘書。ルックスも中の上を自認している。

そんな里子のことなど、彼は相手にしないだろう。そう思っていたが、智也のほうから連絡が来たときは飛び上がる思いだった。

アラサーの里子はもちろん、智也との交際当初から結婚を意識していた。

「里子みたいにいい女はいない。」

智也がそう言うのは、当然だ。里子は、智也好みの「いい女」を演じているのだから。

仕事が忙しい智也と会うのはもっぱら、目黒にある彼のマンション。彼から電話があると家に行き、料理を作ったり掃除をしたり。常に、智也の都合に合わせている。

里子が我慢することで丸くおさまるなら、それで良い。下手に本音をぶつけて智也との関係が壊れてしまっては、元も子もないのだ。

里子の望みは、ただ一つ。智也と...イケメン高収入男と結婚することだから。

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