結婚できない女 Vol.18

私と釣り合う男はいずこ?「これは高望みではない」と言い張る、結婚できない女

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、24時の誘いに乗る女〆のラーメンに行く女花嫁修業する女港区女子2番手の女理想は父親イケメン好き、などの事例を紹介してきた。

今回登場するのは、ハードルを上げ過ぎてしまった女。


【今週の結婚できない女】

名前:未央
年齢:29歳
職業:外資系ジュエリーブランドPR
結婚相手に望むこと:尊敬できること(≒資金力)

自らハードルを上げる女


「聞いた?彩の婚約のはなし」

「聞いたわ。出会って3か月だっけ?びっくりしたけど、おめでたいわね」

いつからだろう。慶應大学時代のサークル同期で集まると、話題の大半が仲間の結婚や婚活の近況報告会となってしまったのは。

いま話題にあがっている彩もサークル仲間だ。ひとり、またひとりと妻の座を獲得していく女たちを横目に、ついこの間まで一緒になって婚活に励んでいたのだが、とうとう彼女も年貢を納めたようだ。

しかし、未央には腑に落ちぬことがあった。

「でもさぁ、言っちゃ悪いけど彩もついに妥協したってことよね。あの子、医者じゃなきゃ嫌だって豪語してたじゃない?」

そう、彩は未央と同じ、医者狙いだった。しかし彩が結婚を決めたのは商社マン。

「まあ…そうね。でもすごく素敵な彼だから、そんなことよりって思ったんじゃない?」

他意のない笑顔で未央をなだめたのは、はるか。彼女の実家は不動産会社。学生時代から親に買い与えられた広尾のマンションで暮らしている。何不自由ないお嬢ゆえ、人を妬むということを知らないのだ。

「未央はブレずに医者を狙うんでしょ?」

含みを持たせて「ふーん」と答える未央に、外資系投資ファンドで稼ぐバリキャリ・リカが横から焚きつけるように言う。

「もちろん。医者または年収3,000万の夫しか興味ないわ」

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