結婚できない女 Vol.12

結婚できない女が本命彼女に勝てないワケ。男が最初から弱さを見せる女は、1番ではない

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、24時の誘いに乗る女都合のいい女提案してしまう女王子様を探す女食事会NG通告を受けた女花嫁修業する女港区女子選択できない女などの事例を紹介してきた。

今回は、2番手の女に甘んじているアラサー、小雪が登場。


【今週の結婚できない女】

名前:小雪
年齢:30歳
職業:PR会社経営
結婚相手に望むこと:高め合える関係

私の方がいい女なのに…


―今日、小雪の家行ってもいい?

水曜日の20時過ぎ。33歳・総合商社に勤める啓太から届いたLINEを確認して、橘小雪(たちばな・こゆき)は返信を躊躇う。…いや、躊躇うフリをしているというほうが正しいかもしれない。

今夜、啓太と逢える。その事実にどうしようもなく高鳴ってしまう鼓動の止め方を、小雪は知らない。

しかし30歳の小雪が躊躇うフリをしなくてはならないのには、理由がある。啓太には、同棲してもうすぐ2年になる年下の彼女がいるのだ。

「彼女の情緒不安定についていけない。」

気まぐれに小雪の家にやってくる啓太は、彼女への愚痴や不満も隠すことなく小雪にぶつける。

「小雪と一緒にいるほうが、ずっと楽しい。」

「俺たち、相性ばっちりだよね。」

そうやってさんざん小雪に甘えた後で、愚痴をこぼしていたはずの彼女が待つ家に戻っていく。

27歳で美容部員をしているという啓太の彼女は、金銭的にはもちろん精神的にも完全に啓太に依存しており、啓太が仕事で遅い日がちょっと続いただけで情緒不安定になり、泣いたり拗ねたりとにかく面倒なことになるらしい。

自身でPR会社を設立し、自立した人生を送っている小雪にしてみたら、啓太がそんなつまらない女のどこに惚れているのか疑問である。

自慢じゃないが小雪は、男にも女にもモテる。トレンドに敏感で洗練された佇まい、忙しくてもジム通いを欠かさず、いつでもビキニが着れるボディラインを維持している。

理解できないだろうからと、啓太は彼女には仕事の話をしないそうだが、小雪なら聞いてあげられるしアドバイスだってできる。

だから小雪はいつも思う。

ー私のほうがどう考えてもいい女なのに、どうして私が2番手なの?

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