“中の上”の悲劇 Vol.13

妻をもう、女として見れない。理想のイクメン像を強要された“中の上”サラリーマンの嘆き

「一億総中流社会」と言われる日本。

容姿、学歴、収入。全てにおいて「中流」の少し上に位置する人間は口を揃えてこう言う。

「上を見ればキリがないが、知らなければいい世界もある。」

この連載では”中の上”に位置する男女に起きた、さまざまな悲劇に迫る。

これまで登場したのは、メガバンクのエリート街道のはずが宇都宮に左遷された健介、総合商社に行きたかったが、MARCH卒なので専門商社しか受からなかった英二、旦那の年収1,000万専業主婦にマウンティングされた年収600万の由希。今回登場するのは…?


“中の上”に位置することが、一番幸せだと思っていた。


「“中の上”ですか…。その位が一番幸せだと、サラリーマンは皆思っているんじゃないでしょうか。」

穏やかな笑みを浮かべながら話してくれたのは、大手自動車メーカー勤務の裕樹、33歳。主任として活躍する彼は、既に結婚しており、2人の子持ちである。

「平日は一生懸命働いて、土日は子供と遊ぶ。大好きな嫁と結婚して、すごく恵まれている人生だと思います。」

努力家な彼は、同世代の方でも給与ランクは高い方で、年収は800万円ほど。

会社の待遇も良く、家族にも恵まれ、性格も良く友人も多い。

しかし、そんな彼の今の唯一の救いは「近所にあるジムに行くこと」だと話す。会社帰りやたまの休日に、そこに立ち寄るのが唯一の息抜きらしい。

幸せそうな彼に何が起こっているのだろうか?話を聞いてみた。

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