
「お前を見てると、何か負けた気になるんだよ」イケメン代理店男子の復讐
フミヤの同期・亮「負けが分かっているのに勝負したくなかった。」
フミヤの様子がおかしいのは、美月に言われる前から気付いていた。
いつも飄々としていて何を考えているかイマイチ掴めないやつだけど、のめり込んだときのパワーはすさまじいものがある。
―恋はするものではなくて、落ちるもの。だってさ。
フミヤが映画『東京タワー』に出てきたセリフを興味深そうに口にしていたことを、ふと思い出す。
そのときちょうど美月と付き合うか微妙な時期で、今思えばフミヤは美月のことをそんなに好きではなかったのかもしれない。
繊細なフミヤは、俺が美月のことを好きなことにも気付いていたはずだ......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
コメントはまだありません。