SPECIAL TALK Vol.12

~人間の本質は常にチャレンジすることである~

金丸恭文氏 フューチャーアーキテクト代表取締役会長CEO

大阪府生まれ、鹿児島県育ち。神戸大学工学部卒業。1989年起業、代表取締役就任。産業競争力会議議員、規制改革会議委員、内閣官房IT本部 本部員、経済同友会副代表幹事、NIRA代表理事を務める。

成長するためには、周囲に同調せず常に戦い続けること

金丸:もうひとつの関心は何ですか?

増田:社員の成長です。CEOにとってやはり一番の仕事だと思っています。社長である私がいまやるべきことは、主体性を持つとか、できないことにチャレンジするといった会社の文化や習性を、社員一人ひとりに根付かせることです。日本は戦後、高度成長を遂げました。大事なものを捨て去って頑張ってきたのが、私たちやその上の世代です。会社という組織に入って歯車のひとつになって働く。歯車という部品に徹することで大きな成果が生まれ、それをみんなでシェアできた。それが高度成長の時代だと思います。

金丸:働く側は、自分の考えを持たなくても大丈夫、という時代でした。

増田:日本人はずっと歯車になるような教育を受けてきましたが、そこには、自分自身が楽しいか楽しくないか、ということが置き去りになっていたように思います。CCCの社員もある意味で歯車ですが、自分が動くことで隣の歯車を動かし、全体を動かせる主体性を持った歯車が多い。プロジェクトに応じて自由に他の歯車とつながっていくことができる社員をもっと増やしたい。日本人に企画力やクリエイティビティーが必要になったいま、求められるのは、たくさんの経験を積み、自分の可能性を広げ続けてきた人ではないでしょうか。

金丸:同感です。

増田:チャレンジすることに抵抗を感じる若者も多いようですが、まず伝えたいのは、生まれてすぐに自転車に乗れる人がいるのか、社長になれる人がいるのかということです。人間の本質は、できないことに挑戦することにあります。常に困難にチャレンジしてきた積み重ねが、人間の歴史であり、人間を成長させてきたのだと思います。

金丸:ここまでの文明を築いてこれたのも、困難へのチャレンジがあったからこそですからね。

増田:会社という組織だと、一人ひとりができないことにチャレンジしていたら統制なんて取れないかもしれません。でも、それでこそ組織に主体性が出てくるのです。私が32年前に会社を始めたときに作りたかったのは、「主体性を持った企画集団」。その原点に戻ろうと、いま改めて挑戦しているところです。

金丸:いままさに戦っているところなんですね。

増田:金丸さんも同じだと思いますが、常に戦っていますね。日本人は周囲の環境に合わせる習性があります。みんなが鳥小屋に入っていると安心だけど、野に放たれたとたん不安になる。

金丸:鳥小屋で飼われていた鳥は生命力がないから、すぐに食べられてしまいますしね。でも、その傾向はますます強くなっています。

増田:だからこそ、自ら小屋を出ていったり、小屋を大きしたりする気概を若い人には持ってほしいと思います。

金丸:人間の本質は、チャレンジを続けること。非常に印象的な言葉です。お話を聞いて、まさにご自身がそれを体現されていると感じました。若い人にも、大変刺激になるお話だったと思います。本日はありがとうございました。


*ディレクTV…主に北中南米地域で展開されている衛星放送サービス。1997年に日本で本放送開始。2000年にサービスを終了した。



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