京都という街は、知れば知るほど底が見えない。
これは京都デビューをした男の愛と成長の記録である。
「京都クエスト」一挙に全話おさらい!
第1話:東京で成功を掴んだはずの35歳男が敗れた理由
タクシーを降りた晃二は、思わずつばを飲み込んだ。それなりにレストランでの経験は積んできたはず。東京でもシンガポールでもパリでも、どんなお店に行こうと余裕のある振る舞いが出来ていた……。
それなのに、なんだこの木の門は。くぐっただけでプレッシャーをかけてきやがる。
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第2話:京女がもてなす、心技体の湯豆腐に癒やされた
それって、なんだか京都という町にも通じる気がするのよ、歴史を背景に存続し続けてきた町特有の自信とでもいうのかな。オレは東京が好きだよ、でもこういうのって、なんだか妬けちゃうんだよね。
ミナが京都に去っていた理由のひとつが、ちょっとだけ見えてきた気がした。
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第3話:部屋の中心に巨大なバスタブ! 魅惑の贅沢空間と、極上の漬物の関係性とは?
レンガや石などモダン素材を組み合わせて作られた空間は、世界各国からセレクトされてきたアートや、季節を感じる生花で彩られている。部屋には、遼の彼女の薫ちゃんからの差し入れワインが置いてあった。どこまで気が効く子なんでしょ。
これは、誰かいい人を京都で見つけなさいというエールだったのか。
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第4話:芸姑さんとの初デート!? はんなりと距離を詰める方法とは
舞台の上では大勢の芸姑さんや舞子さんが華やかな踊りを繰り広げ、真横には京都花街の最高のガイドがついている。
東京での傷心のことなどすっかり忘れて、古都の魅力にとりつかれはじめた晃二、このツキはいったいどこまで続くのか。
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第5話:世界のセレブリティたちがお忍びで訪れる3ヶ月待ちの茶筒とは
「私も家で紅茶の葉を入れるのに使ってるの。だからカフェでどんな風に茶筒が使われてるか見たかったの」と嬉しそうに店内を見回す菊乃。彼女が芸妓さんの時の姿を、今は全く想像ができない。
「これ素敵ですよね」と無意識に腕をとられて、店内を連れまわされる。ここまで喜んでくれているのなら、デートは成功といっていいだろう。朝のランニングが運んできてくれた幸運、やはり町は自分の足で歩くのが正解だ。
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