人は、「秘書」という仕事に、どんなイメージを持つだろうか。
社内を彩る女性らしい花形の職業、腰掛OLのような楽な仕事?もしくは単なる雑用係?それとも......?
女としての細やかな気遣いやホスピタリティが試される、秘書という仕事。そして、秘書たちの視点から見る、表舞台で活躍する男たちの裏側とは...?
秘書という職を得て、丸の内OLというオシャレな肩書きに多大な期待を抱き、転職を決意したミドリ、29歳。
その奮闘記が今始まる...!
「秘書の秘め事」一挙に全話おさらい!
第1話:秘書って、華やかで楽な、オイシイ仕事?OLの聖地、丸の内ライフ開始!
思い込みの激しいミドリは、そうと決めて必死の転職活動に励んだ結果、話はとんとん拍子に進み、見事に「ペイン&カンパニー」に内定した。優雅な表参道勤務とサヨナラするのは少々寂しかったが、販売員としての仕事に未練は、自分でも不思議なほど皆無だった。
―そんなことより、新しい人生の始まりだわ。
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第2話:縮まないイケメン上司との距離。秘書なのに、どうして?
「じゃあ、適当にどこかお店、予約しておいてください。12時にオフィスを出ましょう。」
村上はそう言い残して、会議室に消えて行った。 ミドリは少々戸惑う。予約をするということは、それなりの価格帯の店をチョイスすべきだろう。しかし、どの程度の店を予約したら良いのか、まるで見当がつかない。
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第3話:お局様に怒鳴られ、会社で号泣?!新米秘書へのキツい洗礼
「何も分かってらっしゃらないのね、あなた、秘書失格よ!このままだと、使えない派遣以下だわ!」
これまでの上品な泰子からは想像も出来ないほど、美しいアーモンド形の目は吊り上がり、真っ白な額には血管が浮いている。ミドリは何が起きたのか、理解できない。
「え、え...?す、すみません...!」
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第4話:イケメンエリートは、実は甘えん坊?!上司が秘書に見せる、意外な一面
「コンサルタントたちは、まるで子供よ。誠一さんなんて、赤ん坊に近いわ。」
意味深な笑みを浮かべながら言った先輩秘書の泰子のセリフが、ミドリの耳に妙に残っている。
しかし、オフィスをぐるっと見回すと、やはりどのコンサルタントたちも、一糸乱れぬ姿で仕事に励んでいた。彼らが子供だなんて、一体どういう意味なのだろうか。
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第5話:「見た目は大人、心は子供」のエリートたち。秘書に甘える彼らの心理とは?
目下、ミドリの統計によると、上司の村上を筆頭に、仕事がデキる男ほど甘えん坊のように思える。
外では類稀なる能力を発揮する彼らは、クライアントの前では常にスマート、しかし営業として、時には下手に出て軽口を叩いたりもできる、本当に惚れ惚れする程のエリートだ。
だが、彼らのほとんどが、実はそんな「仮面」を被っているだけなのである。
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