2022.10.09
2.エリア人気No.1!連日賑わうポルトガル食堂@代々木八幡
『クリスチアノ』
身近な食材を使いつつ、ニッチだったポルトガル料理を一気に知らしめたのがここ『クリスチアノ』だ。
代々木八幡という街をグルメスポットへと押し上げた、当時の衝撃は今も色褪せない。
ポルトガルと日本が通商条約を結んで150年目に当たる2010年にオープンしたのが、ポルトガル料理の店『クリスチアノ』。
代々木八幡の小さな路地にありながら、連日賑わいを見せている。
オーナーは、ヨーロッパ各国で長年研鑽を積み、帰国後は渋谷『アロッサ』などの人気店で腕を振るった佐藤幸二さん。
独立を機に「ニッチで、何かルーツがある国の料理をやりたかった」と考えた結果、たどり着いたのがポルトガル料理。
現地への旅を繰り返す中で、「家庭料理のような、いい意味で洗練されていない温かみがある。魚をよく食べることも、日本人が親しみやすい理由だと思います」と、その魅力にのめり込んだ。
変わらぬ逸品「バカリャウ・ア・ブラス」と「豚とハマグリのアレンテージョ風炒め」
佐藤さんの言葉どおり、メニューをめくると、“イワシの塩焼き”“タコの天ぷら”など、どこかなじみのある魚介料理が目を引く。
その中でまず注文すべきは、ポルトガルの国民食“バカリャウ”こと干鱈を使った料理。
同店では、鱈を丸のまま塩漬けして干した自家製を用い、フライドポテトと卵を合わせた「バカリャウ・ア・ブラス」などさまざまな味わいに昇華している。
一番人気の「豚とハマグリのアレンテージョ風炒め」も、ポルトガル南部の伝統的な料理だ。自家製発酵パプリカパウダーでマリネした豚肉は、うっすらと熟成感を帯び、ハマグリの出汁と相まって旨みが倍増する。
皿からあふれんばかりのダイナミックな盛りつけには、食欲だけでなく会話も盛り上がること必至。
いずれの料理も2〜3人で楽しめるボリュームで、ひと皿1,000〜2,000円台という良心的な価格設定も「肩肘張らず楽しめて、地元に密着した店を作りたかった」という佐藤さんの思いゆえ。
ワインは、ポルトガル独自の微発泡白「ヴィーニョ・ヴェルデ」がグラス610円〜。
飲んで食べてもひとり4、5,000円程度で収まるコストパフォーマンスの高さは都内屈指だ。
テーブル席は気のおけない仲間との集まりに、カウンターは彼女との逢瀬に、とあらゆるシチュエーションでこれからも重宝するだろう。
迷ったら聞いてほしい!料理を引き立てるお酒 Best3
佐藤さんは同店をヒットさせた後、ポルトガルスイーツ店やもんじゃ焼き店などを近所に続々とオープン。
ワインは右から、スパークリング「ヴァスコ・ダ・ガマ」グラス940円。ヴィーニョ・ヴェルデ「ムラーリャス」。ドライで辛口のポルトガルビール「サグレス」(890円)も人気だ。
~注目!リアルな口コミ~
ヴィーニョ・ヴェルデ片手に楽しむ独特の世界観!
家から徒歩圏内なので、当日はオープンの17時に伺ったが瞬く間に満席に。
土地柄、20~30代のお洒落な男女が多かった。
この記事で紹介したお店
クリスチアノ
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