4.音楽を愛する大人が集う。六本木通り沿いのミュージックバー
『song & supper BAROOM』
六本木通り沿いの“陸の孤島”には、こなれたゲストだけが集う
六本木通り沿い、どこの駅からも遠い一角にある、存在感がありつつもちょっぴり密やかな外観のスポットが界隈で話題だ。
その正体は、ミュージックホールにレストランとバーが併設された新たな空間『song & supper BAROOM』。
日本最古のレコード会社である「日本コロムビア」のアーカイヴを有機的に活用できる場所を、というコンセプトで誕生。
今までにないタイプの複合施設として注目を集めている。
有名シェフ&『coyacoya』監修の料理もお目当て!
「タコのセビーチェ ペルー風」(1,200円)は、唐辛子と柑橘の風味が鮮烈な、夏にぴったりの1品。
ブラジルの代表的な料理、黒いんげん豆と豚肉の煮込み「フェジョアーダ」2,200円。
パプリカパウダーが彩りと旨みをもたらす。
「BAROOM焼きそば」(1,200円)は、『coyacoya』の名物を下敷きに、中東のミックススパイス「デュカ」を効かせたオリジナル。
特筆すべきは、レストランとバーの充実ぶりが“ホールの付帯設備”というイメージを遥かに凌駕していることだ。
レストランのフードメニューを監修したのは、『ピエール・ガニェール・ア・東京』のシェフを務めた後、現在は多方面で活躍するシェフ・入江 誠さんと、恵比寿の超人気チャイニーズバル『coyacoya』の店主・宮崎小弥太さん。
中南米テイストを巧みに取り入れた料理は、ホールに立ち寄らずとも、それを目的に訪れたくなる魅力に満ちている。
開放的なダイニング。
窓には、文字によるグラフィティアートで注目を集めているMOZYSKEY氏によるペインティングが施されている。
日本コロムビアの膨大なアーカイヴが10,000枚以上も!
ライブラリーには、日本コロムビアが所有するLP盤がびっしりと。
名ピアニスト、オスカー・ピーターソン・トリオの最後のライヴ盤(右)、シティポップブームで再評価されている佐藤奈々子の名盤『Funny Walkin'』(中央)、ゴダイゴのファーストアルバム『新創世記』(左)など垂涎の名盤が。
DJブースでリクエストも可能。
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とはいえ、ここに来たら音楽にも耳を傾けずにはいられない。夜の楽しさがより深化するはずだ。
六本木通りに面したシックなエントランスは、否が応でも目を引く。
17:00~19:00はハッピーアワーを実施。
併設のホールでライブやイベントを開催
最新鋭の音響設備を備えた円形ホールは、ライブやコンサートに加えてトークイベントなども開催。
カルチャーシーンを担う場所に。