目まぐるしい東京ライフ。
さまざまな経験を積み重ねるうちに、男も女も、頭で考えすぎるクセがついてしまう。
そしていつのまにか、恋する姿勢までもが”こじれて”しまうのだ。
相手の気持ち。自分の気持ち。すべてを難しく考えてしまう、”こじらせたふたり”が恋に落ちたとしたら…?
これは、面倒くさいけれどどこか憎めない、こじらせ男女の物語である。
◆これまでのあらすじ
ショーンと志保は酔った勢いで、体の関係を持ってしまう。ショーンは、ただ志保との距離を縮めたかっただけだったので、後悔するのだが…。
▶前回:緊急事態宣言を逆手に取って「今夜うちで飲まない?」と女子を誘ったら…。男が後悔した理由とは
志保:「ショーンはやっぱり…」
部屋にコーヒーのいい匂いが立ち込める。寝ぼけ眼で、キッチンに立つショーンを眺めた。
「起きた?はい、どうぞ」
私に気が付いたショーンは、マグカップを差し出す。
知らない間にシャワーを浴びたのだろう、湿った髪の毛が妙に色っぽくて、ついついその姿に見惚れてしまう。
......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
一方的に連絡断つなんて、どれだけ相手を傷付けるのかわからないのかな。志保は卑下してるフリして、実はものすごく自分勝手。こういう人は面倒くさい。