独身貴族 Vol.1

東京カレンダー的「独身貴族」 6つの定義。あなたはいくつ当てはまる?


独身貴族。

その響きに対して、貴方はどう思うだろうか?

彼らは結婚に縛られることがなく金と時間の自由を謳歌する。東京生活を誰よりも楽しんでおり、独身貴族こそ、最も東カレ的なライフスタイルを送っているといえるだろう。

そんな独身貴族たちの価値観に迫っていく。

本連載では独身貴族たちを取材しながら紹介していくが、初回の今回は「東京における独身貴族の定義」を確認したい。

この「6つの独身貴族の定義」に、貴方自身や周りの人は当てはまるだろうか?


1:年収は2,000万円以上。そんな独身男性は都内に1万人以下


以前は年収1,000万円あれば独身人生を満喫できるといった話もあった。しかし、年収を12分割して月60万の手取り(ボーナスがない年俸制と考える)。そしてここから毎月の家賃、光熱費、デート代、接待費などの他に税金もかかってくる。そう考えると月に自由に使えるお金は10万円以下。これでは貴族の名に相応しい遊びは難しい。最低でも年収は2,000万円が必要だ。

年収2,000万円以上の職業は、経営者(自営業)、医者、弁護士。サラリーマンでは、外資系金融、外資系コンサルの上層部、会社役員、くらいであろう。

国税庁の平成26年の所得分布調査から、年収2,000万以上を算出すると18.8万人。しかもほとんどが40~50代の既婚者であろう。そこからフェルミ推定すると、年収2,000万以上の独身貴族はその1割程度の2万人も東京には存在しないのかもしれない。ひょっとしたら、1万人を切る可能性もある希少人種だ。

参考記事:年収階層分布2014年(年収ラボ)

また、年収ではなくとも資産ベースで暮らす独身貴族もいるが、限りなく少数派だと思われる。

2:家賃相場は月30万円以上。住まいはやはり港区が中心


仮に独身貴族の年収を2,000万円以上と見積もると、年収の30%程度が家賃の上限という定説に。家賃は年間600万円程度、月に換算すると50万円程度が相場と考えられる。実際には都心でも30万円以上払えばそれなりの条件が良い物件に住めるため、独身貴族は家賃30万円以上の物件に住んでいる確率が高い。

30万円以上の家賃となると、基本的にはデザイナーズマンションかタワーマンション。中でもよく聞くのは、住友不動産のラ・トゥールシリーズだ。西新宿、渋谷、青葉台などの都内でも西の物件が一番独身貴族率が高いのではないかと推測。しかしさすがに、独身で『ラ・トゥール代官山』居住者はいないと考える。三井不動産のパークコートシリーズなども評判が高い。

50万円以上になると、港区中心の森ビルシリーズが人気。六本木ヒルズが有名だが、独身貴族御用達として、愛宕グリーンヒルズが人気があるという説も聞く。もちろん、50万円以上ではミッドタウン御三家も人気で、ホームパーティ開催の話もよく耳にする。

3:結婚に対して、慎重である。


高所得者であるがゆえ、女性を見る目も越えてきた独身貴族たち。結婚については、メリットを感じずリスクが高いと判断し、先送りしていることもある。しかし本当は結婚したいが理想ばかりが右肩上がりで、決めきれないというケースに二分されるだろう。

結婚をせずとも、いや、結婚しない方が、東京という街を最大限謳歌できるのではないか。それを彼らは今までの実体験から、身を以て実感しており、結果として結婚していないのかもしれない。

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