ヤバイくらいに愛してる Vol.8

「誰を愛そうと私の勝手だから」束縛彼氏にハマった女がした、ありえない選択

愛しすぎるが故に、相手の全てを独占したい。

最初はほんの少しのつもりだったのに、気付いた頃には過剰になっていく“束縛”。

―行動も、人間関係の自由もすべて奪い、心をも縛りつけてしまいたい。

そんな男に翻弄され、深い闇へと堕ちていった女は…?

◆前回までのあらすじ

「仕事よりも亮と一緒にいたい」そんな思いが募るうちに、詩乃はこれまで夢中で打ち込んでいたはずの仕事を、中途半端に投げ出すようになってしまった。

そのことがきっかけで、詩乃は信頼を失い始め…?

▶前回:男に呼び出されたら、夜中でも駆けつける女。呼ばれた彼の部屋で耳にしてしまったモノ


―まだ15時か。今日は、亮からの呼び出しあるかなあ…?

詩乃は自分のデスクからオフィスの時計を眺めつつ、そんなことを考える。最近、時計の針が進むのがやたらと遅く感じるのだ。

亮と付き合う前までは、時間も忘れて仕事に夢中になっていた。だから1日があっという間に過ぎると感じていたのに、最近は亮に会えない時間が本当に長く感じる。

「宮崎さん、ちょっといい?」

ぼうっとパソコンの画面を見つめていると、詩乃は突然上司から呼び出された。

この前に提出してもらったデザインの案件なんだけど、担当変えることになったから」

「…えっ!?」

予想もしていなかった上司の言葉に、詩乃は驚いて目を見開く。

「どうして…ですか?」

「どうしてもこうしても、最近のあなたの仕事が雑すぎるから担当変えてほしいって苦情の電話があったのよ」

上司は呆れたように言う。

詩乃が謝ろうとした瞬間、スマホに着信があった。

「仕事?出ていいわよ」

詩乃は、着信画面に表示されている「亮」の文字を見られないようにして電話に出た。

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