愛しすぎるが故に、相手の全てを独占したい。
最初はほんの少しのつもりだったのに、気付いた頃には過剰になっていく“束縛”。
―行動も、人間関係の自由もすべて奪い、心をも縛りつけてしまいたい。
そんな男に翻弄され、深い闇へと堕ちていった女は…?
◆前回までのあらすじ
仕事漬けの日々だった詩乃が、仕事よりも亮との時間を優先するようになってしまった。しかし亮に依存していることに、詩乃は自覚がなくて…?
▶前回:リモートワーク中で誰もいないオフィスに連れ込まれた女が、強引な男に身を任せた結果…
「ただいま戻りました…」
詩乃はオドオドと小声で挨拶しながら、オフィスのドアを開けた。
クライアントとの打ち合わせを終え、帰社の道中で亮に遭遇してしまった詩乃。結局、亮と過ごす時間を優先したせいで、1時間以上もオフィスに戻るのが遅れたのだ。
「遅かったね。結構打ち合......
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この記事へのコメント
これって彼からなんかされた結果なんかじゃなくて単に女が男に夢中になりすぎて従順に従っているだけの馬鹿だという小説なんじゃないかと。ヤバいくらいに愛してるって、彼女が彼をってことなの?彼側が異常だということなのかと思ってた