愛しすぎるが故に、相手の全てを独占したい。
最初はほんの少しのつもりだったのに、気付いた頃には過剰になっていく“束縛”。
―行動も、人間関係の自由もすべて奪い、心をも縛りつけてしまいたい。
そんな男に翻弄され、深い闇へと堕ちていった女は…?
◆前回までのあらすじ
亮から“男除けのための指輪”を手渡される詩乃。彼の束縛に違和感を感じながらも、過去の恋愛のトラウマから、束縛を一種の“愛情表現”だと思い込み始めていた…。
▶前回:「左手の薬指につけていて欲しい」付き合ってすぐの彼女に男が告げた、衝撃の要求とは
「ちょっと詩乃…。それなに?」
それは『クレープ ノカオイ トウキョウ』でランチをしていたときのこと。職場の同僚・城之崎 茜が、詩乃の左手薬指を見て、訝しむように尋ねてきたのだ。
詩乃は左手を顔の前にかざすと、ふふんと微笑みながらこう言った。
「あ、これ?つけてって......
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この記事へのコメント
亮の行動はどう考えても普通じゃないのに、それを受け入れる詩乃は恋愛経験が少ないだけじゃなくて、精神的にも弱いんだろうなぁ
被害者も「でも彼はわたしを愛してるし」とか変な意識でがまんして
最後はボロボロ的な…
早くシェルターに行きなさい!
白状する意味がわからんし