何不自由ない生活なのに、なぜか満たされない。
湾岸エリアのタワマンで、優しい夫とかわいらしい娘に囲まれ、専業主婦として生きる女。
ーあのときキャリアを捨てたのは、間違いだった?
“ママ”として生きることを決意したはずの“元・バリキャリ女”は、迷い、何を選択する?
◆これまでのあらすじ
湾岸のマンションで育児に専念中の未希は、元々バリキャリ志向の女だった。
ママ友・華子の復職に心がざわつきながらも、同じママ友で専業主婦をしているまりあの価値観にも、イマイチ同意できない。未希は複雑な胸のうちに戸惑うのだった…。
▶前回:「旦那さんの稼ぎ少ないの?」タワマンのゲストルームで露呈した、女たちの静かなバトル
「私、結婚前は赤坂の美容クリニックで看護師してたんだけどね。正直、仕事が楽しいなんて思ったことなかったなあ」
日比谷公園への散歩帰りに寄った、東急プラザの『THE APOLLO』。ランチをしながら、まりあはため息交じりにつぶやく。
未希は華子主催のお茶会以来、まりあと出掛......
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この記事へのコメント
自分で自覚できたからまだ救いだけど、これじゃ嫌みな姑みたいだよ
東京カレンダー、慶応出身が多いけど、未希の旦那さんもか。彼は、内部生にコンプレックス持ってない系地方出身男子なのね😃 そうでなかったら、娘のお受験に積極的なはずだし(偏見)。